ゲーミングPCの掃除における優先順位
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ゲーミングPCは定期的な清掃が必要な機械ですが、毎回パネルを開けてすべてのパーツを磨くのは現実的ではありませんよね。
通常はフィルターやファンがある部分を重点的に掃除していきます。では、一体どの順番で掃除をするのが効率的なのでしょうか。
ほこりが溜まりやすい場所は主に3か所
ゲーミングPCの掃除を効率的にやるためには、まずほこりが溜まりやすいポイントを知ることが大切です。
今回は一般的な長方形のMicro ATXサイズのタワー型ケースを想定して、ほこりが溜まりやすい部分を紹介します。
1. 前面吸気ファン付近
前面吸気タイプのPCケースは、本当にファン付近にほこりが溜まりやすいですね。
特に15センチ以上のファンを複数搭載しているタイプは、数か月放置しただけでファンの羽や設置部周辺にみっしりとほこりが溜まります。
外気に含まれるほこりを全て受け止めるので当たり前なのですが、頻繁に掃除するのは面倒ですよね。
掃除の手間を少しでも小さくするためには、フィルターが設置してあり、なおかつワンタッチで脱着できる構造のケースを選ぶと良いです。
ちなみに大半のPCケースでは、前面の防塵フィルターを水洗いしても問題ない構造になっているので、定期的に掃除機でほこりを吸い、丸洗いして乾燥させても良いでしょう。
前面吸気ファンに限っては、月1回の頻度で掃除しておきたいですね。この部分は最優先です。ここがほこりで詰まると、PCケース内に流れる空気の絶対量が減り、温度が上昇してパフォーマンスが低下します。
2. 天板付近
リアファン周辺と迷ったのですが、2つ目のポイントとしては天板付近を紹介します。
最近のPCケースは天板がメッシュ構造になっていて、大型ファンや簡易水冷のラジエーターを設置しやすいものが多いです。
また、前面吸気ファンからCPU部分で分岐した大量の空気が外に抜けるため、どうしてもほこりが溜まりやすくなります。
天板から廃棄している場合はケースの内側が、天板から吸気している場合はケースの外側が汚れやすい傾向ですね。
どちらが良いかは一長一短なのですが、PCケースの内側に付着したほこりは見逃しやすいので、2か月に1度くらいのペースで掃除してください。
空気が流れている間は良いのですが、電源を落としたタイミングでエアフローが停止し、内部のほこりがCPUやマザーボードに落下することがあるからです。
3. 底面付近
天板から吸排気が可能なタイプのPCケースは、ほぼ間違いなく底面部分にも吸排気口があります。
底面吸気・天板廃棄、天板吸気・底面廃棄の両方に対応できるため、エアフロー設計の自由度があがりますしよく冷えますからね。
しかし、底面は前面に次いでほこりを吸い込みやすい部分。特に床に直置きしていると底面から大量のほこりを吸入してしまうことも。
底面にスライド型のフィルターが設置してあれば良いのですが、コストカットの影響でフィルターが省かれていることも少なくありません。
そういった場合は、PCを少し床から浮かすためのスタンドや、ホームセンターに売っているレンジフードフィルターなどを被せてみてください。
前面・底面・天板の順でメンテナンスしよう
前面は最優先で掃除し、底面と天板は少し頻度を落として同時に掃除すると、PCケース内にほこりが堆積することはないと思います。
私は数年間稼働させっぱなしのPCがありますが、前面は月に1回、他の2か所は2か月に1回の頻度で掃除していて、特に問題は起こっていませんね。
ちなみに背面のファンは常に排気があるので、見た目よりも影響は受けにくいようです。それでも3か月に一度は掃除しています。
ほこり対策はゲーミングPCの寿命を延ばすための最優先事項です。こまめに掃除するようにしましょう。