最も交換後の効果を体感しやすいPCパーツとは
投稿日:
※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
ゲーミングPCはパーツをアップグレードする楽しみがありますよね。私も1年に1~2回は何かしらのパーツを入れ替えてしまいます。
しかし、そのほとんどは自己満足(つまり効果を体感できない)なものばかりです。一方、思った以上に効果を体感できるパーツもあります。
そこで、過去の経験をもとに「交換の効果を体感しやすいパーツ」をまとめてみました。
GPU交換
GPUの交換は、2世代~3世代、もしくは2グレード以上飛び越して交換すると、効果を体感しやすいですね。
ただし、GPUはプレイするゲームによって効果を体感できないこともあります。
例えば、最大フレームレートが100のゲームで、今使用しているGPUで既に最大までフレームレートが出ている場合は、新しいGPUに交換したとしても何ら変わりません。
厳密に言えば、発色などが多少変わる可能性はありますが、基本的に快適さは同じだと思ってください。
CPU交換
こちらも基本的にはGPUと同じで、「現状でCPUのスレッド数や使用率に余裕があるのならば、交換後もそれほど変わらない」という結果になります。
最近はメニーコア化の影響からCPUのコア数、スレッド数に余裕があり、すべてのスレッドで使用率100%という状態は珍しいかもしれません。
私の経験では、タスクマネージャー上で使用率70%程度を行き来している状態ならば、グレードアップすることで快適さやサクサク感が増すと思います。
もちろん、コア数・スレッド数を増やし、なおかつ世代は2~3個飛ばすことが条件ですね。1世代上の同グレードに交換しても、効果を体感できるほうが稀です。
メモリ増設
メモリは、「ページファイルを使用している状態」であれば、効果が体感できる可能性が高いです。
ページファイルを使用している状態ということは、搭載メモリ量よりも多くのデータを処理している時間があるということ。
つまり、端的に言えばメモリ搭載量が足りていないのです。ページファイルを使用するとストレージの一部にデータの読み書きが発生するので、どうしても動作が遅くなります。
また、DDR3→DDR4のように規格が更新されてデータ通信スピードが速くなった場合も若干ですが効果を体感できますね。
もし容量が8GB未満であれば、試しに16GBにするだけでも効果を体感できるかもしれません。メモリは1万円も出せば16GB(8GBの2枚組)が買えますし、結構コスパが高いですね。
ストレージ更新(SSD化など)
PCを使用し始めて20年近くになりますが、今までで最も効果を体感できたのが「HDD→SSDへの換装」でした。
ノートPCの裏ブタを外し、2.5インチHDDをSSDに交換した後の起動の速さは、今でも覚えています。感動モノでしたね。
また、ここまでではないにしろ、古いSATA SSDからM.2 SSD(Nvme接続)に交換したときも、起動やファイル検索の速さに驚いたものです。
もちろん、ゲームの起動も速くなりますし、PCの挙動全体がキビキビします。ストレージ交換は容量さえ押さえれば1万円程度に収まることも多く、非常にコスパが良いです。
特にCドライブに使用しているストレージは安くてもよいのでM.2 SSDに交換しておくべきでしょう。すべての作業の快適さが増します。
PCパーツ交換の目安は購入後2~3年
もし、最新世代のパーツで組まれたゲーミングPCを購入したのなら、2年~3年をめどにパーツ交換を検討してみてください。
効果を体感しやすい順番でいうと「ストレージ、GPU、CPU、メモリ」ですが、これもPCのスペックによりけりです。
ただし、5年経過となるとGPUを交換することで効果を体感できるのは間違いないかもしれませんね。CPUは意外に体感しにくいイメージです。