サポート切れOSを使い続けることはどれくらい危険なのか
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Windows10は、Windowsのメジャーバージョンとして最後のOSと言われていましたが、何事もなかったかのように11が出てしまいましたね。
Windowsのアップデートが面倒、という理由から旧OSを使い続ける人がいます。私の予想では、10をそのまま使い続ける人も結構多そうです。
しかし、古いOSを使い続けるとサポートを受けられなくなることから、移行が推奨されています。では、古いOSを使い続けるのは果たしてどれくらい危険なのでしょうか。
サポート切れOSで発生するリスク
サポートが切れたOSで発生するリスクとしては、主に以下2点があげられます。
セキュリティリスク
セキュリティリスクとは、主に外部からの攻撃に対して何らかのセキュリティインシデントを起こしてしまうリスクですね。
一般的にWindowsは、サポート期限内であれば、定期的にセキュリティ関連のアップデートがかかりますが、サポート期限が切れてしまうとセキュリティアップデートが無くなります。
これにより、新たなマルウェアやウィルスの侵入を許しやすくなったり、セキュリティホールから外部の第三者に不正な操作を許してしまったりといったリスクが増大するわけです。
特に近年は、個人情報漏洩による被害が増えていますね。ゲームアカウントのハッキングも、大枠で見ればOSのセキュリティが脆弱なことに起因します。
例えば、「OSコマンドインジェクション」というサイバー攻撃の場合は、OSのセキュリティホールからOSに不正なコマンドを発行し、パスワードを盗んだりファイルを改ざんしたりします。
また、ウィルスやマルウェアに感染する土台となったり、DDoS攻撃の踏み台になってしまったりと、第三者に被害を拡散させるリスクも負ってしまいます。
個人的に、サポート期限内のOSを使う理由は「セキュリティアップデートを受けられること」が最も大きいと考えているので、私ならばサポート期限が切れた時点で使用しないですね。
不具合によるリスク
メジャーバージョンで新たにリリースされたOSは、不具合の宝庫です。
これはWindowsに限ったお話ではなく、LinuxもMac OSも同じです。世の中にある大半のOSは、ユーザーからの報告を受けて徐々にアップデートを重ね、数年かけて成熟していくのです。
また、OSは単独で不具合を起こすわけではなく、周辺のアプリケーションやハードウェアとの連携でも不具合が発生します。こうした不具合も、アップデートで解消されるわけですね。
サポート期限が切れると、このような「成熟」が見込めなくなるため、どこかで致命的な不具合が発生してもそのままです。
具体的には、だんだん動かなくなるアプリケーションが出てきたり、デバイスドライバ周りが更新されずにハードウェアの認識がおかしくなったりします。
古いOSを使うならば「スタンドアロン」が大前提
一般的に、サポート期限が切れた古いOSを使う際には、「インターネットから切り離された場所に置く」ことがセオリーです。
セキュリティアップデートを受けられない以上、インターネットとつながる場所にOSを置くのではリスクが高すぎます。
ゲーミングPC周辺ならば、家庭内で使用するファイルサーバーやNASなんかが適していますね。いくら性能的にまだまだ現役といえども、メインマシンとしてはおすすめしません。