USB2.0、USB3.0、USB3.1の違いを比較
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2018年現在、パソコンに搭載されているUSB端子はUSB2.0、USB3.0、USB3.1の3タイプが主流です。なんとなく数字が大きいほうが新しくて高性能な雰囲気は察せますが、具体的にどんな違いがあるのでしょうか。
USB端子の速度や形状についてまとめてみます。
速度を比較
まずは一番大切な転送速度を比較します。
規格 | 最大転送速度 |
---|---|
USB2.0 | 480 Mbps(60MB/s) |
USB3.0 | 4 Gbps(500MB/s) |
USB3.1 | 10 Gbps(1250MB/s) |
USB2.0を基準にすると、USB3.0は8.33倍、USB3.1は20.83倍もの速度になります。もちろんパソコン側にUSB3.1端子があったとしても、USB2.0のUSBメモリを使ったのではUSB2.0の速度しか出ません。端子と機器の両方を揃えないと最大転送速度は出せないことを覚えておきましょう。
USB端子の色が違うとは限らない
ではパソコンに備わっているUSB端子がどの規格なのか調べるためにはどうすればいいでしょうか。最も簡単な見分け方は端子の色です。
これまで200台以上のゲーミングPCをレビューしてきた経験から言うと、USB2.0端子は黒、USB3.0端子は青、USB3.1端子は水色なことが多いです。
しかし必ずしもそうではないので注意が必要です。すべて黒色で揃えているパソコンがあったり、USB3.1は赤色だったりと様々なパターンがあるため、色で見分けるのは困難な場合があります。(特にノートPCはわかりにくいです)
あとは「SuperSpeed USB」のロゴで見分けるという方法もあります。SSのロゴがなければUSB2.0、あったらUSB3.0、SS10みたいなマークだったらUSB3.1です。ただこれも確実ではありません。ロゴが記載されていないパソコンもたくさん存在します。
つまり最悪の場合パソコンのスペック表を見て確認するしかありません。
Type-AとType-Cは形状が違う
USB端子の違いを語る上で「形状」は避けて通れません。USB端子には様々な形状があり、最も普及しているのがType-Aです。特に明記されていないものは全部Type-Aです。そしてType-BやType-Cも存在するのですが、PCではType-Bをまったく見かけないので、Type-Cについてだけ解説します。
Type-AとType-Cの一番の違いは「挿しやすさ」でしょう。USB端子に接続するとき、「あれ?こっちじゃ挿せないのか。じゃあ逆にして・・・え、やっぱり最初の向きが正しかった・・・また挿さらない!きええええええ!!」ってなった経験はありませんか?
これはType-Aだから起きる現象です。本当にイライラしますよね。でもType-Cなら向きを気にせず接続できます。上下どちらでもサクッと接続できるのでストレスフリーです。
なお、Type-CがどのUSBバージョンなのかを見分けるのは難しいです。やはりパソコンのスペック表を確認するのが一番です。
電源供給量が違う
USB端子からは電源を供給できるため、電子機器の作動や充電に利用することが可能です。例えばノートPCとスマホを接続して充電する人もいるでしょう。
この電源供給能力やUSBの種類によって異なります。
USB規格 | 電源供給 |
---|---|
USB2.0 Type-A | 2.5 W |
USB3.0 Type-A | 4.5W |
USB3.1 Type-A | 4.5W |
USB3.1 Type-C | 15W |
USB3.1 Type-C Alternate mode | 100W |
規格が新しいほど電源供給能力も高くなります。またType-AよりもType-Cのほうが優秀です。使える機器が増えたり、充電速度が上がったりと様々なメリットがあります。
私ならマウスとキーボードはUSB2.0、外付けストレージやUSBメモリはUSB3.0かUSB3.1 Type-A、充電用にUSB3.1 Type-Cを使います。