G-Tune MASTERPIECE i1630PA2-SP 性能レビュー
静音&スタイリッシュなデスクトップ!
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Coffee Lakeがリリースされ、Core i7-8700K搭載パソコンが一通り揃った感があります。なかでもハイエンドなのがG-TuneのMASTERPIECE i1630PA2-SPです。
MASTERPIECE Z370では最上位のモデルで、GTX1080Ti、メモリ32GB、NVMe SSDを搭載し、なんでもサクサクだと思われます。今回はそんなMASTERPIECE i1630PA2-SPを実機レビューしていきます。
MASTERPIECE i1630PA2-SPはこんな方におすすめ!
長く使えるハイエンドゲーミングPCが欲しい!
高速SSDですべての動作を爆速にしたい!
洗練されたデザイン、静音性を重視したい!
MASTERPIECE i1630PA2-SPのスペック
*この記事のパソコンはレンタル品です。商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i7-8700K |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1080 11GB | 32GB PC4-21300 |
ストレージ | チップセット |
512GB NVMe M.2 SSD + 3TB HDD | インテル Z370 チップセット |
光学ドライブ | 電源ユニット |
DVDスーパーマルチドライブ | 700W 80PLUS GOLD |
GTX1080TiやCore i9は別にして、ゲーミングPCらしいゲーミングPCではCore i7-8700K + GTX1080Tiがしばらくはハイエンドでしょう。Core i7-8700K + GTX1080Tiの組み合わせはNEXTGEARシリーズにもありますが、メモリ32GBでNVMe SSDを最初から採用しているのは最上位のMASTERPIECEだけです。
また、G-TuneはほとんどのゲーミングPCから光学ドライブを排除しています。しかしMASTERPIECEにはDVDスーパーマルチドライブが初期搭載されています。さらにゲーミングマウスとゲーミングキーボードが無料で付いてくるメリットもあります。
電源ユニットは700Wでも足ります。ただ、将来的にグラフィックボードを同じようにハイエンドなものに交換することを考えたら850Wにカスタマイズしたほうがいいと思います。私は実際にCore i7-8700K搭載PCを850W電源にして購入しました。
ストレージの速度
CrystalDiskMarkでSSDとHDDの速度を計測してみました。
SSDの速度
SSDは「サムスン SM961 MZVKW512HMJP-00000」でシーケンシャルリードは3484MB/s、シーケンシャルライトは1639MB/sです。NVMe SSDはどんどん爆速になってきています。一般的な2.5インチ SATA SSDだとシーケンシャルリードは約500MB/sですから約7倍速です。あと評判の良いサムスンSSDを採用しているのも嬉しいです。
HDDの速度
HDDは「SEAGATE ST3000DM008」でシーケンシャルリードは188MB/s、シーケンシャルライトは180MB/sです。
MASTERPIECE i1630PA2-SPの外観
次にMASTERPIECE i1630PA2-SPの外観や接続端子のレビューをしていきます。
前面だけ光沢のあるアクリル素材です。フィルムは張りっぱなしのまま撮影しました。高級感があって好きなデザインです。
正面右側にインターフェイスがまとまっています。上から順に電源ボタン、USB3.0が2つ、マイク入力、スピーカー出力、USB2.0が2つです。あとこの下にDVDスーパーマルチドライブがあります。PCケースに組み込まれているもののためか、BDドライブへの変更はできません。
左側です。MASTERPIECEシリーズって左側が透明なアクリルパネルのイメージがあったのですが違いました。有料カスタマイズでガラスサイドパネルに変更できます。
で、ここで気付いたのですが正面、左側、上部にケースファンがありません。背面のリアファン1つだけです。果たしてハイエンドゲーミングPCの冷却がケースファン1つで足りるのでしょうか? → 答えは後半で。
内部を見てみましょう。究極にすっきり!こんなにスペースに余裕があるゲーミングPCは初めて見ました。電源ユニットが独立しているのと、裏配線のおかげですね。シャドウベイがこちら側にないのも大きいです。
ストレージはこの奥に垂直設置されています(つまりPCケース右側を開ける必要あり)。そして3.5インチシャドウベイの空きはゼロ、2.5インチは2つ空いています。
CPUクーラーの下にNVMe M.2 SSDが挿さっています。
底面から空気を吸い込んで背面に吐き出すエアフロー構造です。GTX1080Tiのファンを吸気に利用しています。ケースファンが少ない分だけ静かです。最近レビューしたゲーミングPCのなかでは最も静音性が素晴らしいと感じました。
驚いたのがグラフィックボードのために用意された土台のような器具です。グラフィックボードはネジで固定するとはいえ、重くてグラグラしやすいパーツです。接触不良になったら最悪ですよね。でもこの土台はグラグラしないように支えてくれます。地味ですが嬉しい器具です。
底面のメッシュは簡単に取り出せます。PCの下って実はホコリが溜まりやすいので定期的に掃除してあげましょう。
ブレまくりで申し訳ないです。拡張スロットはPCI Express x16(x4として動作)、PCI Express x1が3つ空いています。Z370なのであとからSLIにできます。
右側です。左側と一緒ですね。ストレージを増設・交換したい時はこちらを開けましょう。
背面です。よく見るとPCIスロットカバーもメッシュ構造になっています。
マザーボードのバックパネルにはPS2、USB3.0が4つ、USB3.1が2つ、LANポート、サウンド関連があります。大抵の場合、USB2.0が黒、USB3.0が青、USB3.1が水色か赤です。
GTX1080Tiの映像出力端子はHDMI、DisplayPortが3つです。
MASTERPIECE i1630PA2-SPの温度
ベンチマークソフトを1時間以上動作させながら各パーツの温度を計測しました。
CPU(Core i7-8700K)は最大84℃、HDDは最大36℃、SSDは最大42℃、GTX1080Tiは最大84℃です。普通のゲーミングPCと変わりません。むしろM.2 SSDの温度が低くて驚きました。ケースファンが少なくてもしっかり冷却してくれています。
MASTERPIECE i1630PA2-SPのベンチマークスコア
では最後にゲームがどれだけ快適に遊べるか、ベンチマークスコアをご紹介します。どのベンチマークソフトも1920×1080に設定しています。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
18351 | 19188 | 22205 |
FF14ベンチマークは過去最高のスコアです。同じGTX1080Ti搭載ゲーミングPCでも結構差が出るものですね。GTX1060に比べて80%高い性能って凄いです。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
96630 | 118780 | 156494 |
PSO2ベンチマークも歴代1位です。凄まじい性能に驚かされるばかりです。Core i7-8700Kが非常に優秀なおかげでもあります。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は22587でした。
MHFベンチマーク
MHFは67814です。Core i7-7700K + GTX1080だと45000ちょっとです。
3DMARK TimeSpy
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
9250 | 9574 | 7764 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位6%のパソコン」です。比較的新しいゲーミングPCのなかでもハイエンドだと証明されました。これだけ上位に位置する性能ですから長持ちすること確定です。最新ゲームをプレイしたいならこのゲーミングPCが最適です。
3DMARK FireStrike
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
22577 | 28421 | 19348 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位2%のパソコン」です。シングルグラボのなかでは第1位のスコアです。やりたいことはすべて完璧にこなせるPCですよこれは。
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