GTX960を2枚挿し!ドスパラ ガレリア ZT-SLI 性能レビュー
GTX960 1枚より最大70%も性能アップしてGTX970を越えた!
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ゲーミングPC用語に「SLI」という言葉があります。SLIとはNVIDIA製グラフィックボードを2枚以上搭載することを意味します。グラフィックボードが1枚よりも2枚のほうがもちろん高性能になります。
今回は最新グラフィックボードであるGeForce GTX960を2枚搭載した「ガレリア ZT-SLI」をレビューしていきます。GTX1060を1枚搭載したガレリア XTとどう違うのか、GTX970との性能比較などを書いていきます。
ガレリア ZT-SLIはこんな方におすすめ!
どんなゲームもサクサク動くハイスペックゲームPCが欲しい!
SLIに興味がある!
GTX970よりも高性能でGTX980よりも安いPCを探している!
ガレリア ZT-SLIのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows8.1 64bit | Core i7-4790K |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX960 2GB SLI | 16GB |
HDD | チップセット |
250GB SSD + 2TB HDD | インテル Z97 チップセット |
光学ドライブ | 電源 |
DVDスーパーマルチドライブ | 700W 静音電源(80PLUS BRONZE) |
ハイスペックPCとして文句の付け所がないパーツ構成です。なんだかんだメモリは16GBあったほうが安心だと思います。推奨スペックに8GBが求められる時代ですから、やはり快適性を考えると16GBにしておくべきでしょう。
SSDは250GB搭載されています。この250GBという容量がいいですね。120GBでは全然足りない、180GBでは心もとない・・・そこで250GBです。250GBあればWindows、主要プログラム、よくプレイするゲームをインストールしてもまだまだ余裕があります。
ちなみに何度も書いていますがSSDは必須です。HDDとは比べ物になりません。動作の速さが全然違います。でも大容量SSDはまだまだ高額なので、SSDとHDDの組み合わせがおすすめです。
ガレリア ZT-SLIの外観
次にガレリア ZT-SLIの外観や接続端子のレビューをしていきます。
ガレリアシリーズのSLI専用ケースです。とても大きく見えます。それもそのはず、全体のサイズは245(幅)×593(奥行き)×562(高さ)mmです。冷却性を重視するため、SLI構成のゲーミングPCはどれもこれくらいの大きさですね。
前面の接続端子はUSB3.0が2個、USB2.0が2個、マイク端子、ヘッドホン端子、電源ボタンです。右上のある「Silence / Turbo」スイッチはケースファンの回転数を制御できます。
Silenceは本当に静かで驚きました。普段はSilenceにしましょう。逆にTurboはブオーンと唸ります。ゲーム中は動作を安定させるためにTurboにするのがおすすめです。ヘッドホンを装着するでしょうから、ファンの音は全然気にならないはずです。
その下にDVDドライブが搭載されています。
上部は立体的な構造です。手前の部分はHDDやSSDが直接接続できるようになっています。イメージとしては3.5インチか2.5インチのHDDやSSDをここにポンと乗せる感じです。
左側は青いアクリルで内部が透けて見えます。
GeForce GTX960が2枚搭載されています。
電源を入れるとフロントファンが赤く光ります。グラフィックボードに風をダイレクトに当てる配置ですね。
右側には通気口が1つあります。
一般的なデスクトップよりも土台がしっかりしています。ひっくり返してみると底面にも通気口がありました。SLI構成の最大の敵は「熱」です。だからこそ冷却性を重視したケースデザインを採用しているのでしょう。
背面のメッシュはすべて排気口です。
マザーボードの接続端子はUSB3.0が6個、USB2.0が2個、PS2、LANポート、サウンド関連です。高速なUSB3.0は合計8個もあります。これなら色々なデバイスを接続させても足りなくなることはありません。
GeForce GTX960の接続端子はDVIが2個、DisplayPort、HDMIです。2つ並んでいると、なんだか迫力を感じます。
ガレリア ZT-SLIのベンチマークスコア
SLIの難しいところは対応しているゲームと対応していないゲームがある点です。軽いゲームはSLIに対応していないことが多いですね。1枚でも十分快適に動くから別にいいのでしょう。例えばドラクエ10やMHFはSLIにしても意味がありません。逆に比較的新しいゲーム(FF14やPSO2、その他FPSなど)はSLIが有効です。
だから今回計測したベンチマークスコアはFF14、PSO2、3DMARKを参考にしてください。特に3DMARKは性能を正確に判定してくれます。GTX960を2枚搭載することで、どれほど性能が向上するのか参考にしてください。
まず最初にNVIDIAコントロールパネルでSLIを有効にしてください。この設定が無効になっているとGTX960を1枚しか使ってくれません。
FF14ベンチマークは最高品質で15946、標準品質で26625です。最高品質のスコアはGTX960 1枚よりも63%も向上しています。GTX970よりも高いスコアです。ヌルヌル動くこと間違いなしです。
PSO2ベンチマークは最高画質で71423、標準画質で117764でした。なんとGTX960より70%も伸びました。SLIの効果がここまで高いとは予想していませんでした。400fpsくらい出てましたからね・・・。
ドラクエ10は18547です。素晴らしいスコアですが、前述の通りSLIは無効です。
MHFは15183です。ドラクエ10と同様にSLIの効果はありません。CPUとメモリも影響していないようです。
3DMARKの評価では「上位7%のパソコン」です。まさか10%以内に入るとは・・・。GTX960を1枚搭載したガレリア XTの評価が上位31%だったことを考えると、飛躍的に性能アップしたことがわかります。
3DMARK FireStrikeのスコアはGTX970とGTX980の中間くらいです。価格もそれくらいですから、GTX970よりも高性能でGTX980よりも安いゲーミングPCを探している方にぴったりではないでしょうか。
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