HP ENVY Phoenix 810-190jp/CT 性能レビュー
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HP(ヒューレット・パッカード)というパソコンメーカーを知っていますか?海外のパソコンメーカーとしては老舗で、日本でも人気があります。私は以前働いていた職場でHPの法人向けデスクトップを使っていました。
そのせいか私の中では法人向けのイメージが強かったのですが、ゲームPCも販売していることを知りました。ゲームPCをメインで扱っているBTOメーカーにも負けないスペックの「HP ENVY Phoenix 810-190jp/CT」を今回はレビューしていきます。
ENVY Phoenix 810-190jp/CTはこんな方におすすめ!
FF14のように重いオンラインゲームを高画質でプレイしたい!
静音性を重視したい!
SSD搭載パソコンが欲しい!
ENVY Phoenix 810-190jp/CTのスペック
OS | CPU |
---|---|
Windows8.1 64bit | Core i7-4960X |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX770 4GB | 16GB |
HDD | チップセット |
256GB SSD + 1TB HDD | INTEL X79 Express |
光学ドライブ | 電源 |
DVD + ブルーレイ | 600W |
凄まじいスペックですね。CPUの最高峰Core i7-4960Xを搭載しています。メモリとグラフィックボードもハイスペック用のものが選ばれています。ENVY Phoenix 810-190jp/CTにはいくつかのタイプがあるのですが、今回レビューするモデルは一番ハイスペックな構成になっています。
一般的なデスクトップゲームPCはHDDしか搭載していなくて、カスタマイズでSSDを追加する形になっています。でもENVY Phoenix 810-190jp/CTは最初からSSDにOSがインストールされていました。ゲームPCなら絶対にHDDではなくSSDを選ぶべきですから、最初から搭載されているのは高評価です。
また、CPUは水冷になっています。エアフローよりも冷却性が高いだけでなく、静音性にも優れています。夜中にゲームPCを起動させっぱなしにするなら、水冷CPUをおすすめします。
ENVY Phoenix 810-190jp/CTの外観
次にENVY Phoenix 810-190jp/CTの外観や接続端子のレビューをしていきます。
前面は光沢のある材質で作られていて、クールなデザインです。このような高級感のあるデザイン<はとても好きです。上川にDVDドライブとブルーレイドライブが搭載されています。
中央は一見何もなさそうですが、スライド式になっていて、カシャッと開くとカードリーダーとUSB2.0端子が4個現れます。前面にUSB端子が4個もあるデスクトップは珍しいですね。USB端子はたくさんあったほうが便利ですから嬉しいポイントです。
ただ、「上の方に接続端子がないとケーブルが届かないから不便だなぁ」と思ったのですが、しっかり上にありました。上の方には電源ボタン、USB3.0端子が2個、サウンド端子が用意されています。この位置なら使いやすいですね。
左側は通気口が2個あるだけです。
右側にも通気口が2個あります。一部透明になっていて内部が見えるようになっています。
電源を入れると前面と内部が赤く光ります。
背面は普通です。ファンと通気口、マザーボードの端子、グラフィックボードの端子があります。
グラフィックの接続端子はDVI-I、DVI-D、HDMI、DisplayPortです。DVIとHDMIがあれば問題ないですね。
マザーボードの接続端子はUSB3.0が2個、USB2.0が4個、LANポート、サウンド関連などです。前面と背面を合わせるとUSB端子は12個もあるんですね。こんなにUSB端子が充実しているデスクトップは初めて見ました。
ENVY Phoenix 810-190jp/CTの内部
次にHP ENVY Phoenix 810-190jp/CTの内部がどうなっているかをチェックしてみましょう。
右下に注目です!水冷CPUが搭載されています。近くにファンもあって、冷却に本気を出している印象を受けました。ゲームPCに水冷CPUのカスタマイズをする人って少ないのですけど、実はかなり重要です。
INTEL CPUは温度が上昇するとクロック数を自動で引き下げます。夏場にオンラインゲームをプレイしていたら、突然カクカクしたなんて経験はありませんか?水冷CPUを搭載していれば、しっかりCPUを冷やしてくれるのでいつでも本来の性能を発揮してくれるわけです。
GeForce GTX770です。分厚くて大きいですが、ケースにぴったりハマっています。
ストレージ3枚です。不思議なことに斜めになっていました。交換しやすいとか何か理由があるのかもしれません。
ENVY Phoenix 810-190jp/CTのベンチマークスコア
HP最高峰のゲームPCがどれほど高性能なのか、ENVY Phoenix 810-190jp/CTのベンチマークを計測しました。ベンチマークソフトはFF14、PSO2、3DMARK、ドラクエ10、MHFの5つです。それぞれ1920×1080の最高画質設定です。
FF14ベンチマークのスコアは11380で、「非常に快適」という最高評価でした。最高画質の設定で10000を越えるのは相当ハイスペックです。GTX770でここまで高い性能になるとは思いませんでした。ENVY Phoenix 810-190jp/CTにCore i7-4960Xという高性能なCPUを搭載されていることが要因かもしれません。
PSO2ベンチマークは39900でした。充分ハイスコアですね。ちなみに「描画」を最高の5に設定しました。最高画質設定のまま描画を標準の3にして計測した場合は、71414というとんでもないスコアになりました。フレームレートは300~400を常に維持していたと思います。
ドラクエ10は18809で、最高評価の「すごく快適」です。10000を越えれば「すごく快適」ですからハイスペックなことがよくわかります。
モンスターハンターフロンティアオンラインは19290です。ベンチマークの映像は常に滑らかで、一切カクカクしませんでした。
3DMARKによると上位21%のハイスペックパソコンという評価になりました。3DMARKはグラフィックボードの性能に大きく依存する印象があるので、適切な結果だと思います。
ENVY Phoenix 810-190jp/CTの評価
でもそれだけではありません。ENVY Phoenix 810-190jp/CTのレビューをするために電源を入れたのですが、全然音がしなくて驚きました。赤く光っているから電源が入っていることはわかるのですが、本当に動作しているのか確かめるために、PCケースに耳を近付けたくらいです。
ゲームPCのユーザーは夜中もつけっぱなしにする方が多いと思います。静音性に優れているので、パソコンの音が五月蝿くて眠れないなんてことはありません。静音性重視の方に強くおすすめしたいゲームPCです。