HP Pavilion Gaming 15-cx0000 ハイパフォーマンスモデル 性能レビュー
GTX1050Ti搭載の薄型ゲーミングノートPC!
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HP(ヒューレット・パッカード)のゲーミングPCには「Pavilion Gamingシリーズ」と「OMENシリーズ」の2種類があります。Pavilion Gamingが安くて低瀬能、OMENが高額で高性能という位置付けです。
プレイしたいゲームや予算に応じてどちらかを選べばいいと思います。今回はGTX1050Tiを搭載したPavilion Gaming 15-cx0000をレビューしていきます。
Pavilion Gaming 15-cx0000はこんな方におすすめ!
薄型のゲーミングノートPCが欲しい!
軽いゲームだけをプレイする予定!
15~20万円の予算でゲーミングPCを探している!
Pavilion Gaming 15-cx0000のスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i7-8750H |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1050Ti 4GB | 16GB PC4-21300 |
ストレージ | チップセット |
128GB PCIe NVMe SSD + 1TB HDD | 不明 |
光学ドライブ | 液晶 |
なし | 15.6インチワイド フルHD非光沢 IPSディスプレイ (1920×1080) |
Pavilion Gaming 15-cx0000には4つのモデルがあります。安いのから順に、スタンダードモデル、パフォーマンスモデル、ハイパフォーマンスモデル、クリエイターモデルです。
今回レビューしているのはハイパフォーマンスモデルで、最もバランスの取れたゲーミングノートPCです。これより下位モデルになるとGTX1050TiではなくGTX1050だったり、SSD非搭載だったり、Core i5だったりとゲーミングノートPCとしては微妙なので、ハイパフォーマンスモデルが一番おすすめです。
また最上位のクリエイターモデルは液晶が4Kになっていて正直無駄だなと思うのと、バッテリーの駆動時間が短くなっているため、あまりおすすめできません。ハイパフォーマンスモデルをそのまま買うか、ストレージを256GB SSDにカスタマイズするのがいいでしょう。
ストレージの速度
SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDの速度
SSDは「Liteon CA1 NVMe M.2 Series」でシーケンシャルリードが1841MB/s、シーケンシャルライトが246MB/sです。シーケンシャルリードだけ極端に高速なSSDです。逆に書き込み速度は普通のSATA SSDよりも低速です。通常使用では十分快適です。
HDDの速度
HDDは「HGST HTS721010A9E630」でシーケンシャルリードが144MB/s、シーケンシャルライトが138MB/sです。一般的なノートPCに搭載されているHDDより30%以上も高速です。
Pavilion Gaming 15-cx0000の外観
次にPavilion Gaming 15-cx0000の外観や接続端子のレビューをしていきます。
全体的に黒いボディです。HPは「シャドウブラック」と命名しています。これとは別に「ゴーストホワイト」という白いボディも選べます。
ゲーミングノートPCらしいスタイリッシュさが備わっています。全体の寸法は幅365 × 奥行き257 × 厚さ29 mmです。
キー配置に特に癖はありません。強いて言うならARROWキーが細いくらいでしょうか。
普通のノートPCって感じです。ゲーミングノートPCらしい装飾や機能はありません。
電源ボタンはESCキーの上にあります。
液晶はノングレアです。しかしノングレアのなかでは反射が強いほうだと感じました。
左側にはUSB3.1が2つ、セキュリティロックケーブル用スロット、SDカードスロットがあります。
右側にはヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、LANポート、HDMI出力、USB3.1、USB3.1 Type-C、電源端子があります。
後ろ側には何もありません。
Pavilion Gaming 15-cx0000の重さ
ノートPC本体のみの重さは2.379kgです。15インチゲーミングノートPCのなかでは標準的な重量です。
ACアダプターとケーブルを含めると2.831kgです。3kg未満なら持ち運びに苦労しません。
Pavilion Gaming 15-cx0000の温度
ベンチマークスコアを計測しながら、各パーツの温度を計測してみました。CPU(Core i7-8750H)、SSD、HDD、グラフィックボード(GTX1050Ti 4GB)の最大温度をご紹介します。
CPUは最大60℃、SSDは最大99℃、SSDは78℃、HDDは最大36℃、グラフィックボードは最大93℃です。全体的に温度が高めです。Core i7-8750HはどのゲーミングノートPCでも100℃近くまで達します。あとはSSDの温度がここまで高くなるのは初めて見ました。
Pavilion Gaming 15-cx0000のベンチマークスコア
Pavilion Gaming 15-cx0000の性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
FF15ベンチマーク
高品質 | 標準品質 | 軽量品質 |
---|---|---|
2551 | 3885 | 4749 |
FF15ベンチマークは高品質だと「やや重い」、標準品質だと「普通」、軽量品質だと「やや快適」の評価でした。GTX1050Tiでは性能不足です。FF15のような重いゲームをプレイしたいならもっとハイスペックなグラボが必要です。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
6506 | 7856 | 11532 |
FF14ベンチマークは最高画質で「とても快適」、画質を落とせば「非常に快適」の評価です。画面を見ていた感じでは標準品質ならサクサク動いていました。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
20589 | 30327 | 40780 |
PSO2は問題なくプレイできるスコアです。ただしプレイヤーが多い状況だとカクカクする可能性が高いため、多少画質を落としたほうがよさそうです。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は17919です。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは16613でした。Core i7-8750Hの影響で若干スコアが伸びています。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
2348 | 2148 | 4993 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位85%」の評価でした。かなり低いですね。まだDirectX12を標準にしたゲームは少ないですが、今後のことを考えるとGTX1060以上にしたいです。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
6420 | 7008 | 14151 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位67%のパソコン」です。現在DirectX11が主流になっています。あまり重くないゲームならこのゲーミングノートPCで快適に遊べます。
SSDの読み込み速度が高速だったり、薄型であまり重くなかったりと普段遣いや持ち運びには優れたノートPCです。日常的にノートPCを使いつつ、たまに軽いゲームをプレイしようと考えている方におすすめです。