2015年夏モデル!HP OMEN15-5100 性能レビュー
GTX960M搭載なのに薄型!しかも起動が超高速です
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ゲーミングノートPCのカテゴリでは世界で最も薄型のHP OMEN15-5000のレビューを以前しました。そして2015年夏モデルとしてバージョンアップしたOMEN15-5100が新登場しました。
OMEN15-5100はOMEN15-5000と比較すると性能がアップしただけではありません。コスパも非常に良くなりました。でも薄型なのは変わっていません。では使い勝手抜群のOMEN15-5100をレビューしていきます。
OMEN15-5100はこんな方におすすめ!
薄型のゲーミングノートPCが欲しい!
人気オンラインゲームを標準画質で遊びたい!
超高速起動のノートPCを使いたい!
OMEN15-5100のスペック
OS | CPU |
---|---|
Windows8.1 64bit | Core i7-4720HQ |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX960M 4GB | 8GB DDR3L 1600MHz |
HDD | チップセット |
512GB M.2 SSD | 不明 |
光学ドライブ | 液晶 |
なし | 15.6型 IPSタッチパネル液晶 |
OMEN15-5000よりもCPU、グラフィックボードがパワーアップしています。また、高速なM.2 SSDの容量が2倍になりました。それなのに2万円しか違いません。しかも発売当初のOMEN15-5000と一緒なので非常にコスパが良くなったことがわかります。
完璧か?と問われるとそうでもありません。まず光学ドライブが搭載されていないのでDVDは使えません。外部DVDドライブなどが必要です。また液晶がIPSタッチパネルです。オンラインゲームではタッチパネルの機能は使わないですし、グレア液晶なので目が疲れやすいデメリットがあります。ただ、IPS液晶はとても綺麗で、画質重視・見た目重視の方にはいいと思います。
今回レビューのためにOMEN15-5100を使ってみて本当に驚いたのが起動速度です。過去にSSD搭載ゲーミングPCをレビューした際には、電源ボタンを押してからWindowsが起動するまで(=デスクトップが表示されるまで)に15秒くらいかかっていました。
しかしOMEN15-5100はわずか約6秒で起動が完了しました。M.2 SSDでもここまで速いのは初めてです。もちろん起動以外の動作もサクサクで非常に快適でした。
OMEN15-5100の外観
次にOMEN15-5100の外観や接続端子のレビューをしていきます。
真っ黒なボディです。
ヒューレット・パッカードの文字が刻印されています。
15.6型としては若干横長な印象を受けます。また、IPSタッチパネル液晶なので反射しています。
キーボードの配置はスタンダードです。そして左側に便利なマクロキーが6個あります。
マクロキーは後ほどご紹介するOMEN CONTROLというソフトウェアで設定可能です。
トラックパッドの横長で広いです。今までレビューしてきたノートPCの中で一番大きいと思います。感触はツルッツルです。OMEN CONTROLで無効にすることもできます。
電源ボタンは左上に搭載されています。
横から見ると薄型だとわかります。厚さは15.5mmで、現時点で世界最薄の15.6型ゲーミングノートPCです。驚いたことに左側には接続端子の類が一切ありません。多くのゲーミングノートPCは左側に接続端子を多数配置しています。
右側にも何もありません・・・
と思ったらSDカードリーダーだけありました。
つまりほとんどの接続端子は背面に集結しています。電源端子、USB3.0が4個、HDMI、mini-DisplayPort、ヘッドホン&マイク端子です。USB3.0で揃えている辺りにも高級感が漂っています。
LANポートはありません。でも安心してください。付属のUSB-LANポートの変換アダプタを使えば有線LANで接続できます。
HP OMEN15-5100のデザインで気に入っているのがヒンジ部分です。黒いボディに青いヒンジがアクセントになっています。よくこんな大胆なデザインを思いついたもんだと感心します。どうやらスポーツカーをイメージしたデザインらしいです。ヒンジ=マフラーってことですね。
OMEN15-5100は色々な部分が光ります。電源ボタンとスピーカーが赤く光っています。
明るい所で撮影したのでわかりにくいですが、キーボードも光っています。
背面の排気口も光っています。まるでスポーツカーのバックライトのようです。
ライトの設定はプリインストールされているHP OMEN Controlというソフトウェアで変更できます。
マクロキーはFnキーと同時押し、Shiftキーと同時押しなど多数設定できます。
他にもタッチパネル液晶を無効にしたり、マウスが存在するとドラックパッドを無効にするなど細かい設定が用意されています。ファンコントローラーが搭載されているのもナイスですね。
OMEN15-5100のベンチマークスコア
レビューの締め括りとしてベンチマークスコアをご紹介します。GeForce GTX960Mの性能はどうでしょうか。オンラインゲームを快適にプレイできるのでしょうか。いつものように1920×1080の解像度でベンチマークを計測しました。
FF14ベンチマークはDirectX11版が最高品質で4043、標準品質で8289です。DirectX9版は5597と10080です。DirectX11でもDirect9でも最高品質はカクカクしていました。露骨にフレームレートが下がっていました。だからFF14なら標準品質(ノートPC)がおすすめです。標準品質なら滑らかでした。
PSO2ベンチマークは最高画質(設定5)で13844、標準画質(設定3)で20313です。PSO2もFF14と同様に標準画質のほうがいいでしょう。人気オンラインゲームは標準品質なら快適にプレイできることがわかりました。
ドラクエ10は11898です。どういうわけか旧モデルのGTX860Mよりスコアが下がってしまいましたが、どちらにしても「すごく快適」なので特に問題ありません。
MHFは9309です。
3DMARKの評価では「上位67%のパソコン」です。GTX960M搭載ゲーミングノートPCとしては平均的なスコアです。旧モデルと比較して多くのベンチマークスコアが20%前後向上しています。コスパを考えたら最新の2015年夏モデルであるOMEN15-5100のほうがおすすめです。