グラボとHDDを引っ越し!ドスパラ Monarch-X ZK 性能レビュー
グラボ&HDDなしだから買い替えにおすすめ!
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今回はこれまでのレビューとはちょっと趣が異なります。それはゲーミングPCではないからです。グラボが非搭載なので一見すると普通のデスクトップのように思えます。
しかしMonarch-X ZKはPCゲーマーにおすすめしたいデスクトップです。特にゲーミングPCの買い替えを検討している人には嬉しい存在になるはずです。その理由をレビューしながら解説していきます。
Monarch-X ZKはこんな方におすすめ!
高性能なグラボをすでに持っている!
最近CPUがボトルネックになってきた気がする!
簡単なパーツ交換なら自分でできる!
Monarch-X ZKのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i7-8700K |
グラフィックボード | メモリ |
なし | 8GB PC4-21300 |
ストレージ | チップセット |
250GB SSD | インテル Z370 チップセット |
光学ドライブ | 電源 |
DVDスーパーマルチドライブ | DELTA 650W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
CPUだけが最新ハイスペックのCore i7-8700Kと突出しています。それ以外はグラボなし、メモリ8GB、250GB SSDとなんだか物足りません。しかしそれもそのはず、ゲーミングPCの買い替えを前提にしたデスクトップだからこんなパーツ構成になっています。
あなたが現在使っているゲーミングPCには必ずグラフィックボード、メモリ、ストレージが搭載されています。それも交換が容易いパーツです。そこでCPUがボトルネックになったと感じて、グラフィックボードの性能にまだ余裕があるなら、Monarch-X ZKが最適です。
Monarch-X ZKを購入し、グラフィックボードとストレージを移行すれば最新ゲーミングPCとしてすぐに使えます。メモリだけは注意が必要です。DDR3メモリだと挿せないので、ここは素直にメモリ16GB以上(DDR4)に増設した状態で購入したほうがいいです。
電源ユニットは600W 80PLUS BRONZEと700W 80PLUS GOLDの二択です。GTX1060やGTX1070までなら600Wで大丈夫です。でもGTX1080以上なら700Wにカスタマイズしましょう。欲を言えば850Wの選択肢が欲しかったですね。
ストレージの速度
SSDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDの速度
SSDはシーケンシャルリードが561MB/s、シーケンシャルライトが309MB/sです。読み込みは早いですが、書き込みはちょっと遅いです。
Monarch-X ZKの外観
次にMonarch-X ZKの外観や接続端子のレビューをしていきます。
PCケースは「SR598M ブラック」でMonarch-Xシリーズのフルタワーに採用されているようです。ガレリアシリーズとはちょっと見た目が違います。
正面にはUSB2.0が2つ、USB3.0が2つ、スピーカー出力、マイク入力、リセットボタン、電源ボタンがあります。「ガレリア XF」と比較するとSDカードリーダーがなくなった代わりにUSB2.0が2つ増えています。
奥側に排気のケースファンが搭載されています。
左側には吸気口が2つあります。この辺りはガレリアのミドルタワーケースと同じです。
内部の様子です。Core i7-8700Kの冷却を重視してサイドフロータイプのCPUクーラーが採用されています。
メモリはHYPERX製でした。BTOパソコンでは初めて見ました。
本体はグラフィックボードが挿さっている箇所がぽっかり空いています。グラフィックボードを挿す手順はとても簡単です。まず背面のPCI用カバーブラケットを2つ取り外します。次に一番上のPCI Express X16にグラフィックボードを取り付けます。最後にすぐ近くにある補助電源端子をグラフィックボードに接続します。
また、Z370チップセットなのでSLIにすることも可能です。
ストレージは250GB SSDだけです。HDDの引っ越しを前提としているからです。面倒なら始めから2TBか3TB HDDを追加した上で購入しましょう。
左側です。
背面です。PCI用カバーブラケットは上から2番目と3番目を外します。
マザーボードのバックパネルはPS2、USB3.0が4つ、USB3.1、USB3.1 Type-C、LANポート、マイク入力、ライン入力、ライン出力があります。そのまま使う場合はDVI-D、HDMIの映像出力端子を使ってください。D-Subもありますがおすすめしません。
Monarch-X ZKのベンチマークスコア
グラフィックボードなしなので、今回はCPUのCore i7-8700Kの性能をベンチマークソフトで評価しました。ちなみにHWBOT X265 Benchmarkはなぜか起動しなかったので除外します(おそらくセキュリティソフトのせい)。
CINEBENCH R15
マルチコアは1224cb、シングルコアは184cbでした。参考までにCore i7-7700Kだと965cbです。
CPU-Z
CPU-Zはシングルスレッドが480.2、マルチスレッドが3696.0でした。
7-ZIP
7z形式への圧縮・解凍の速度を計測できます。評価は37197 MIPSでした。
CrystalMark
CrystalMarkは総合ベンチマークソフトです。CPUの項目はALUとFPUです。ALUは190018、FPUは15788でした。
X264 FHD BENCHMARK
H.264形式のエンコード速度を計測するベンチマークソフトです。44.61 fps、56秒という結果でした。Core i7-7700Kだと約32fps、Core i7-6700Kだと約30fpsになります。
このようにCore i7-8700Kはとても優秀なCPUです。ゲーミングPC用CPUとしてNo.1の人気になっていくことは間違いありません(むしろすでにそうなっています)。だからゲーミングPCの買い替えをしたくでできるだけ予算を抑えない人にMonarch-X ZKをおすすめしたいです。
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