ALIENWARE 15 プレミアム VR ブラック 性能レビュー
ノートPCの色がシルバーではなくブラック!
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ALIENWARE 15本体の色はシルバーが一般的です。でも最近ブラックを選択できるモデルが追加されました。どちらの色がいいかは完全に好みの問題なのでなんとも言えませんが、選択肢があるのは良いことです。
今回は「ALIENWARE 15 プレミアム VR ブラック」をレビューします。モデル名からわかるようにブラックタイプです。シルバーのモデルとはどのような違いがあるかも比較します。
ALIENWARE 15 プレミアム VR ブラックはこんな方におすすめ!
ハイスペックなゲーミングノートPCが欲しい!
色はシルバーよりもブラックが好み!
15インチのノートPCを選びたい!
ALIENWARE 15 プレミアム VR ブラックのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i9-8950HK |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1070 8GB OC | 16GB(PC4-21300) |
ストレージ | チップセット |
256GB PCIe M.2 SSD + 1TB HDD | 不明 |
光学ドライブ | 液晶 |
なし | 15.6インチ フルHD液晶 |
GTX1070搭載ゲーミングノートPC、この時点で十分ハイスペックです。しかしこのGTX1070はオーバークロック版なので通常よりも高性能です。さらにALIENWAREが凄いのはCPUにCore i9-8950HKを採用しているところです。一般的なゲーミングノートPCはより下位なCore i7-7700HQやCore i7-8750Hを搭載しています。CPUも妥協せずにハイスペックにすることにより、最高のゲーム体験を目指しているのでしょう。
ところで「ALIENWARE 15 プレミアム VR」と「ALIENWARE 15 プレミアム VR ブラック」の違いはどこかな?と思って調べてみたのですが、どうやら完全に一緒です。
パーツも価格も同じです。つまり外観がシルバーなのかブラックなのかの違いしかありません。カスタマイズ項目も同じですから、純粋にどちらの色が好きかで選べばいいのです。
SSDとHDDの速度
ALIENWARE 15 プレミアム VR ブラックのストレージは256GB PCIe M.2 SSDと1TB HDDの組み合わせです。どれくらい速度の違いがあるのかCrystalDiskMarkで計測してみました。
SSDは「東芝 KXG50ZNV256G」で、シーケンシャルリードが2222MB/s、シーケンシャルライトが345MB/sです。シーケンシャルリードだけが極端に高速なNVMe SSDです。
HDDは「HGST HTS721010A9E630」でシーケンシャルリードが138MB/s、シーケンシャルライトが134MB/sです。5400rpmではなく7200rpmです。
ALIENWARE 15 プレミアム VR ブラックの外観
次にALIENWARE 15 プレミアム VR ブラックの外観や接続端子のレビューをしていきます。
真っ黒ではないですが、確かにブラックです。日本のBTOゲーミングノートPCは黒色が一般的です。
内側も黒っぽいですね。全体の寸法は厚さ: 25.4 x 幅: 389 x 奥行き: 305 mmです。
ALIENWAREのノートPCは15インチだとテンキーがありません。代わりというわけではありませんが、左側にマクロキーが配置されています。
癖のないキー配置です。
キーボードバックライトを始めとしたすべての光は、設定で色を変更できます。
ALIENWAREのトレードマークである宇宙人が電源ボタンになっています。
驚くほど反射の少ない液晶モニターです。ノングレアでもここまで反射しないのは珍しいです。解像度は最大1920×1080、リフレッシュレートは60Hzです。120Hzモニターへの変更はできません。
ここで気付いたのですが、「ALIENWARE 15 プレミアム VR」だと120Hzに変更できます。おそらく唯一の違いでしょう。120Hzの滑らかな映像でゲームを楽しみたい人には通常モデルをおすすめします。
なお、液晶はG-SYNC対応です。G-SYNCを有効にするとチラつきが減少し、見やすくなったり目に優しくなったりしたりと様々なメリットがあります。
左側にはNobleロックポート、USB3.1 Type-C、USB3.0、マイク入力、スピーカー出力があります。
右側にはUSB3.0だけです。光学ドライブは搭載できません。
後ろ側にはLANポート、mini-DisplayPort出力、HDMI出力、Thunderbolt 3ポート、Alienware Graphics Amplifier接続用ポート、電源端子があります。
ALIENWARE 15 プレミアム VR ブラックの重さ
ノートPC本体のみの重さは3.515kgです。15インチゲーミングノートPCの平均重量は2.5kgくらいなので、かなり重いです。ALIENWAREのノートPCは全体的に重いです。
ACアダプターとケーブルを含めると4.472kgです。17インチゲーミングノートPCと同じくらいの重さです。
ALIENWARE 15 プレミアム VR ブラックの温度
各種ベンチマークソフトを動作させたところ、CPU(Core i9-8950HK)は最大100℃、HDDは最大33℃、GTX1070は最大83℃まで上昇しました。普通に使っているだけでもCPUが100℃に達することがあったのでちょっと不安です。
ALIENWARE 15 プレミアム VR ブラックのベンチマークスコア
ALIENWARE 15 プレミアム VR ブラックの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
FF15ベンチマーク
高品質 | 標準品質 | 低品質 |
---|---|---|
5165 | 5244 | 5165 |
FF15ベンチマークはゲーミングノートPCだと不安定になりやすいようです。画質を変えてもスコアに違いが出ませんでした。FF15ベンチマーク側の問題なので気にしなくてOKです。実際には画質を落とせば快適にプレイできる性能です。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
13963 | 14303 | 17699 |
FF14ベンチマークは最高画質でも「非常に快適」の評価です。GTX1070はGTX1060より30%くらい高性能です。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
58451 | 71725 | 93585 |
PSO2ベンチマークは驚くほど高いスコアが出ました。Core i7-8750H + GTX1060だと30000以下です。GTX1070 OCだけでなくCore i9-8950HKの影響も大きいです。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は21119です。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは38885です。GTX1070搭載デスクトップと同じスコアです。ノートPCとは思えない素晴らしい性能です。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
5722 | 5737 | 5643 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyは上位41%の評価でした。グラフィックススコアを見ると通常のGTX1070より6%くらい高性能です。性能が上がっていても温度は変わらないためなかなか優秀です。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
15054 | 18091 | 13574 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位15%のパソコン」です。デスクトップ含めてこれですよ、本当に凄い性能です。どのパーツも高性能で良い製品が採用されています。明らかに普通のゲーミングノートPCよりもあらゆる点で優れています。
重いというデメリットはありますが、「ゲームを楽しむ」というメインの目的をしっかり果たせるノートPCです。新しいゲームもノートPCでプレイしたい人におすすめです。