購入後に増設・改造したい場合のゲーミングPCの選び方
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ゲーミングPCを購入した後に、所持しているパーツを増設することってよくあります。私の場合は、過去に以下のような増設や交換をしました。
- 所持しているメモリで増設
- 古いパソコンからHDDを移行
- 購入してから数年後に新しいグラボに交換
もっと色々な改造をしたこともありますが、代表的なのはこの3つです。でも最初にゲーミングPCの選び方を間違えると、パーツの増設や交換ができない、あるいはやりにくい事態になってしまいます。
そこでパーツを弄りやすいゲーミングPCの選び方をご紹介します。
ミドルタワー以上の大きさを選ぶ
まず一番大切なのがPCケースの大きさです。大きいデスクトップのほうがパーツの交換をしやすいのは確実です。もちろん小さいゲーミングPCでも可能ですが、内部が複雑になっていてパーツにたどり着くまでに苦労してとても面倒です。
また、小型ゲーミングPCで採用しているマザーボードは大抵mini-ITXです。拡張性がほとんどなく、購入した段階ですべてのスロットが埋まっていることも珍しくありません。
例えばメモリ8GBなら4GB x 2になっているでしょうし、メモリ16GBなら8GB x2だと思います。少なくとも私がこれまでレビューしてきた小型ゲーミングPCはメモリスロットが空いていませんでした。
増設ではなく交換してメモリ容量をアップすることができます。でも無駄が大きいですよね。だから増設や交換の予定があるならミドルタワーやフルタワーのゲーミングPCを選んだほうが確実です。メンテナンスもやりやすいですからね。
拡張性の高いPCケース、マザーボードを選ぶ
同じミドルタワーのデスクトップゲーミングPCでもケースやマザーボードによって、拡張性が変わってきます。
- メモリスロット
- 拡張スロット
- シャドウベイ
- M.2スロット
ゲーミングPCのパーツ詳細には必ず上記の項目が記載されているので確認しましょう。HDDや2.5インチ SSDをたくさん追加したいならシャドウベイの数が重要になってきます。
また、マザーボードの種類やチップセットによって最大メモリ搭載量が変わってきますから、メモリをたっぷり増設する予定があるなら確認すべきです。
マザーボードやチップセットの対応世代を確認する
メモリスロットが空いているからといって、必ずしも古いパソコンのメモリをそのまま使えるとは限りません。パーツには世代があり、マザーボードやチップセットによって対応世代が決まっているからです。
よくあるミスがメモリです。新しく購入したZ270チップセットのゲーミングPCにDDR3メモリを増設しようと思っても不可能なことがあります。DDR3メモリとDDR4メモリとでは形状が異なるため、基本的に互換性がありません。(どちらにも対応しているマザーボードもあります)
この辺りはパーツの知識がないと難しく、パソコン初心者が陥りやすい罠です。
電源ユニットの容量に余裕をもたせる
BTOメーカーが販売しているゲーミングPCは電源ユニットの容量にある程度の余裕があります。とはいえ購入後にストレージを追加しまくって、メモリも最大まで増設、さらに内蔵サウンドボードなどまで追加したら、どんどん電源容量が厳しくなります。
そして最大の試練がグラフィックボードの交換です。ミドルスペックのゲーミングPCを使っていて、ハイエンドのグラフィックボードに交換したとしましょう。下手すると電源ユニットの容量が足りなくて、本来の性能を引き出せない可能性があります。
私はゲーミングPCを購入する際に、数年後にグラフィックボードを交換することを前提にパーツを選びます。その際に必ず電源ユニットの容量は多めにしておきます。電源ユニットの交換なんて面倒臭くてやりたくありませんからね。
以上のことに気を付ければ、ゲーミングPC購入後の改造やメンテナンスを簡単に実施できると思います。