RTX2080 ベンチマーク!GTX1080Ti、GTX1080との比較も
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GeForceのグラフィックボードが新しくなりました。ずっとGeForce GTXシリーズだったのに、なんとGeForce RTXシリーズに変わりました。その一番最初に発売されたのがGeForce RTX2080とRTX2080Tiです。
過去の流れからするとRTX2070とRTX2080が最初に発売されるはずだったのでかなり意外です。早速RTX2080を購入してみてベンチマークを計測したので各種スコアをご紹介します。
ベンチマーク環境
性能検証に使用したゲーミングPCのスペックは以下のとおりです。
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-8700K |
メモリ | 16GB PC4-21300 |
チップセット | Z370 |
グラフィックボード | GeForce RTX2080 8GB等 |
最初はFounders Editionを買おうと思っていました。でもいつまで経っても販売されないので、「ASUS DUAL-RTX2080-O8G」を購入しました。ブーストクロック1800 MHZなのも含めてFounders Editionと同じ性能です(専用のOC機能はあえて使いませんでした)。
RTX2080のベンチマークスコア
まずは各種ゲーム用ベンチマークソフト、GPU用ベンチマークソフトのスコアをご紹介します。
3DMARK FireStrike(DirectX 11)
グラボ | 総合スコア | Graphics Score |
---|---|---|
RTX2080 8GB | 21942 | 26921 |
GTX1080Ti 11GB | 21840 | 27433 |
GTX1080 8GB | 18516 | 21284 |
Graphic Scoreを比較すると、RTX2080はGTX1080Tiより約1%低く、GTX1080より約26%高いスコアです。GTX1080Tiと同等の性能というのは凄いですね。
3DMARK FireStrike Ultra(DirectX 11)
グラボ | 総合スコア | Graphics Score |
---|---|---|
RTX2080 8GB | 6392 | 6271 |
GTX1080Ti 11GB | 6660 | 6611 |
GTX1080 8GB | 5114 | 5020 |
Graphic Scoreを比較すると、RTX2080はGTX1080Tiより約4%低く、、GTX1080より約30%も高性能です。負荷がかかる状況だとGTX1080Tiのほうが優位なのでしょう。
3DMARK TimeSpy(DirectX 12)
グラボ | 総合スコア | Graphics Score |
---|---|---|
RTX2080 8GB | 9848 | 10381 |
GTX1080Ti 11GB | 8699 | 8969 |
GTX1080 8GB | 7091 | 7023 |
Graphic Scoreを比較すると、RTX2080はGTX1080Tiより約16%、GTX1080より約48%も高性能です。DirectX12はRTX2080が優秀だとわかりました。今後DirectX12のゲームが増えてくることを考えるとRTX20シリーズのグラボを選んだほうがいいですね。
3DMARK TimeSpy Extreme(DirectX 12)
グラボ | 総合スコア | Graphics Score |
---|---|---|
RTX2080 8GB | 4615 | 4866 |
GTX1080Ti 11GB | 4161 | 4293 |
GTX1080 8GB | 3279 | 3237 |
Graphic Scoreを比較すると、RTX2080はGTX1080Tiより約13%、GTX1080より約50%も高性能です。GTX1080Tiを超える性能という前評判は真実でした。
VRMARK BLUE ROOM
グラボ | スコア | Average frame rate |
---|---|---|
RTX2080 8GB | 3471 | 75.66 fps |
GTX1080Ti 11GB | 2900 | 63.22 fps |
GTX1080 8GB | 2202 | 47.99 fps |
VRMARK CYAN ROOM
グラボ | スコア | Average frame rate |
---|---|---|
RTX2080 8GB | 9410 | 205.15 fps |
GTX1080Ti 11GB | 7256 | 158.19 fps |
GTX1080 8GB | 5785 | 126.11 fps |
VRMARK ORANGE ROOM
グラボ | スコア | Average frame rate |
---|---|---|
RTX2080 8GB | 11725 | 255.61 fps |
GTX1080Ti 11GB | 10569 | 230.41 fps |
GTX1080 8GB | 10408 | 226.90 fps |
VRMARKはどれもRTX2080が圧倒的に高いスコアを記録しました。なんでこんなに差が出たのかはわかりません。VR系に向いているのでしょうか。
FF14ベンチマーク 1920×1080 最高品質
グラボ | スコア |
---|---|
RTX2080 8GB | 19013 |
FF14ベンチマークは予想通りのスコアになりました。GTX1080Tiなら18000台、GTX1080なら16000台です。ただGTX1080Tiで19000を越えることもあるので、ほとんど同じ性能だと思っていいです。
FF15ベンチマーク 1920×1080 高品質
グラボ | スコア |
---|---|
RTX2080 8GB | 9870 |
GTX1080Ti 11GB | 8297 |
GTX1080 8GB | 7372 |
これは凄い!FF15はとんでもなく重いのでGTX1080Tiを使っても「高画質」では快適に遊べない状態でした。でもRTX2080ならFF15くらい重いゲームもサクサク動かせることがわかりました。
MHFベンチマーク 1920×1080
グラボ | スコア |
---|---|
RTX2080 8GB | 61770 |
GTX1080Ti 11GB | 66186 |
GTX1080 8GB | 49296 |
ゲームによってはGTX1080Tiのほうが滑らかに動きます。ただこれまでのベンチマークスコアを見る限りでは、重いゲームにはRTX2080のほうが向いています。
LuxMark(OpenCL)
グラボ | スコア |
---|---|
RTX2080 8GB | 30296 |
GTX1080Ti 11GB | 20719 |
GTX1080 8GB | 13286 |
LuxMarkはOpenCLの性能を計測するベンチマークソフトです。あまりに高いスコアを見て変な声が出てしまいました。まさか1.5倍に伸びるとは・・・。
CUDA-Z
RTX2080 8GB | GTX1080Ti 11GB | |
---|---|---|
Single-precision Float | 10881.4 Gflop/s | 10115.5 Gflop/s |
Double-precision Float | 353.205 Gflop/s | 364.21 Gflop/s |
64-bit Integer | 2054.02 Giop/s | 871.051 Giop/s |
32-bit Integer | 11017.4 Giop/s | 4043.46 Giop/s |
24-bit Integer | 9985.73 Giop/s | 3024.71 Giop/s |
GPGPUのCUDAを使用した計算速度を計測しました。Floatの計算は同等ですが、Integerの計算はRTX2080が2倍以上も高速です。