インテルCPUの世代交代に伴い、ドスパラのゲーミングノートPCが早速モデルチェンジしました。Core i7-7700HQからCore i7-8750Hに移り変わった形です。ドスパラはいつも最新パーツ搭載PCの発売が早くて良いですね。

最新モデルのなかでも一番売れているのが今回レビューする「ガレリア GCF1060GF」です。120Hz液晶を標準搭載しているので、PCゲーマーにはとても嬉しいゲーミングノートPCですよ。

ガレリア GCF1060GFはこんな方におすすめ！

ノートでも120Hzのサクサクを堪能したい！
ゲーミングノートPCでは定番のGTX1060を選びたい！
SteelSeries製のキーボードを使いたい！

ガレリア GCF1060GFのスペック

＊商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。

OS	CPU
Windows10 Home 64bit	Core i7-8750H
グラフィックボード	メモリ
GeForce GTX1060 6GB	8GB（PC4-21300）
ストレージ	チップセット
250GB SSD + 1TB HDD	モバイル インテル HM370 チップセット
光学ドライブ	液晶
なし	15.6 インチ 非光沢ワイド リフレッシュレート120Hz LEDバックライト液晶ディスプレイ

ガレリア GCF1060GFの価格と詳細はこちら

少し前にレビューした「ガレリア GCF1060NF」と同じパーツ構成です。ガレリア GCF1060NFが17インチ液晶だったのに対し、ガレリア GCF1060GFは15インチで持ち運びやすさが向上しています。

画面が大きいとゲームに迫力が出るメリットがあるものの、大きく重くなるわけで持ち運びやすさは低減してしまいます。かといって13インチだと小さすぎるので、いつの時代もゲーミングノートPCは15インチに人気が集まります。

さて、ゲーミングノートPCはカスタマイズできる項目は多くありません。せいぜいメモリとストレージくらいです。メモリは8GBでもいいですが、重いゲームをプレイする可能性があるなら16GBに増やすべきです。

ストレージの容量は250GB SSD + 1TB HDDで問題ありません。SSD + SSDにして爆速に仕上げるカスタマイズも考えられます。ただSSD + SSDはかなり高額になってしまうので、SSD + HDDが無難です。

SSDとHDDの速度

ガレリア GCF1060GFのストレージはSSDとHDDの組み合わせです。どれくらいの速度の違いがあるのかCrystalDiskMarkで計測してみました。

SSDは「SKhynix HFS256G39TND-N210A」で、シーケンシャルリードが556MB/s、シーケンシャルライトが266MB/sです。シーケンシャルライトだけが遅いですが、重要な読み込み速度は高速なので問題ないでしょう。

HDDは「HGST HTS541010B7E610」でシーケンシャルリードが131MB/s、シーケンシャルライトが123MB/sです。

ガレリア GCF1060GFの外観

次にガレリア GCF1060GFの外観や接続端子のレビューをしていきます。

全体のサイズは388（幅）× 265（奥行き）× 31（高さ) mmです。ガレリア GCF1060NFよりも一回り小型です。

外側も内側も黒色で統一されています。

個人的にはSHIFT、CTRL、スペースキーがそこそこ大きいところを評価したいです。ゲームで多用するキーですからある程度大きいほうが押しやすいです。

W、F、Jキーにだけポッチが付いています。いちいちキーボードを見なくてもWに指を置ける工夫ですね。

キーボードはゲーミングデバイスで有名なSteelSeries製です。

電源を入れるとキーボードのLEDバックライトが光ります。

キーボードの光らせ方は4種類ほどあり、この真ん中のキーで切り替えられます。もちろんLEDバックライトをオフにもできます。なお、左側がファンコントローラー、右側が電源ボタンです。

液晶モニターは120Hzに対応しています。一般的なゲーミングノートPCは60Hzまでしか対応していないため、ガレリア GCF1060GFを使えば2倍ヌルヌルになる計算です。120fps以上を出す意味が生まれます。

このように「120ヘルツ」に設定されています。この画面からは60Hzに下げることはできませんでした。もしかしたらずっと120Hz固定なのかもしれません。

左側にはKensingtonLock取付け口、LANポート、USB3.0が2つ、HDMI出力、mini-DisplayPort出力、USB3.0 Type-C、マイク入力、スピーカー出力があります。

右側にはUSB2.0、SDカードリーダー、電源端子があります。光学ドライブはありません。

後ろ側には排気口があるだけです。

ガレリア GCF1060GFの重さ

ノートPC本体のみの重さは2.345kgです。15インチゲーミングノートPCのなかではそこそこ軽量です。私のレビュー経験に基づくと2.5kgが平均だと思います。

ACアダプターとケーブルを含めると3.053kgです。

ガレリア GCF1060GFの温度

1時間程度ベンチマークソフトを動作させながら各パーツの温度を計測しました。CPU（Core i7-8750H）は最大95℃、HDDは最大38℃、SSDは最大49℃、GTX1060は最大80℃まで上がりました。ファンコントローラーをONにしたらCPUは80℃未満に収まっていました。

ガレリア GCF1060GFのベンチマークスコア

ガレリア GCF1060GFの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。

FF15ベンチマーク

高品質	標準品質	軽量品質
4176	5943	7235

FF15は最低画質にすればなんとか遊べるでしょう。そもそも推奨スペックを満たしていないので仕方がありません。解像度を下げる等の工夫が必要だと思います。

FF14ベンチマーク

最高品質	高品質	標準品質
10059	10660	12383

FF14ベンチマークはすべての設定で「非常に快適」です。FF14ならメモリ8GBで大丈夫です。

PSO2ベンチマーク

設定6（最高画質）	設定5（高画質）	設定3（標準画質）
21068	32860	35836

PSO2ベンチマークはノートPCだと極端にスコアが下がる傾向があります。Core i7-8700 + GTX1060のデスクトップなら設定6でも50000を越えます。

ドラクエ10ベンチマーク

ドラクエ10は17382です。

MHFベンチマーク

MHFベンチマークは26373です。Core i7-8750Hのおかげでスコアが伸びました。

3DMARK TimeSpy（DirectX12）

総合スコア	Graphics score	CPU score
3862	3704	5099

DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位59%」の評価でした。基本的にはほとんどのゲームを快適に遊べる性能です。重いFPSをプレイするならメモリ16GBに増やしましょう。

3DMARK FireStrike（DirectX11）

総合スコア	Graphics score	Physics score
10404	11686	16529

3DMARK FireStrikeの評価では「上位31%のパソコン」です。多くのゲームで120Hz液晶を活かせます。特にFPS、MOBA等のゲームは高リフレッシュレートモニターでプレイするのが当たり前の時代です。

だから60Hz液晶ノートでプレイする時点で不利なんですよね。その点、ガレリア GCF1060GFは120Hzなのでデスクトップユーザーに負けない環境を手に入れられます。

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