最上位CPU!ドスパラ ガレリア VZ-X(i9-7980XE) 性能レビュー
18コア・36スレッドのCore i9-7980XEが凄い!
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ドスパラのゲーミングPC「ガレリアシリーズ」には50万円を越える高額デスクトップがあります。グラフィックボードを1枚搭載したなかでは最も高額なのが今回レビューする「ガレリア VZ-X(i9-7980XE)」です。
高額な理由は至ってシンプルで、最強性能のCPUを搭載しているからです。すでに第八世代のCoffee LakeからCore i7-8700Kが登場していますが、当分の間は第七世代最強のCore i9-7980XEが王の座をキープすることでしょう。
ガレリア VZ-X(i9-7980XE)はこんな方におすすめ!
メニーコアをフル活用できるゲーミングPCが欲しい!
やっぱりグラフィックボードはハイエンドにしときたい!
予算50万円以上で最強デスクトップを買いたい!
ガレリア VZ-X(i9-7980XE)のスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i9-7980XE |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1080Ti 11GB | 32GB PC4-21300 |
ストレージ | チップセット |
500GB NVMe SSD + 3TB HDD | インテル X299 チップセット |
光学ドライブ | 電源ユニット |
ブルーレイドライブ | SILVERSTONE 750W 静音電源 (80PLUS PLATINUM / SST-ST75F-PT) |
やはり最大の特徴はCore i9-7980XEです。現在「ガレリア VZ-X」には2種類あり、片方がCore i9-7920X搭載、もう片方がCore i9-7980XE搭載です。CPU以外は共通していて、GTX1080Tiやメモリ32GBが基本構成になっています。
Core i9-7920XとCore i9-7980XEの比較は以下のとおりです。
Core i9-7920X | Core i9-7980XE | |
---|---|---|
コア数 | 12 | 18 |
スレッド数 | 24 | 36 |
定格クロック | 2.90 GHz | 2.60 GHz |
TB最大クロック | 4.30 GHz | 4.20 GHz |
キャッシュ | L3 16.5MB | L3 24.75 MB |
動作周波数だけを見るとCore i9-7920Xのほうが高性能に思えますが、コア数が全然違うためメニーコアを活用する用途ならCore i9-7980XEが圧勝します。ただ、価格は2倍近くあるので予算に合わせて選ぶのがおすすめです。
また普通にゲーミングPCとして使うだけならCore i7-8700Kのほうが優秀でコスパも良いため、「ガレリア ZZ(Core i7-8700K)」をおすすめします。
ストレージの速度
SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。今回から最新版のバージョン6を使用します。5と6の違いについては「CrystalDiskMarkの使い方とスコアの見方と目安」をご覧ください。
SSDの速度
SSDは「サムスン SM961 MZVKW512HMJP-00000」でシーケンシャルリードが3142MB/s、シーケンシャルライトが1693MB/sです。高速すぎて画面領域をはみ出しそうになっています。SATA SSDの6倍の速度が出ていることからわかるように超高級な製品です。
HDDの速度
HDDは「東芝 DT01ACA300」でシーケンシャルリードが202MB/s、シーケンシャルライトが201MB/sです。
ガレリア VZ-X(i9-7980XE)の外観
次にガレリア VZ-X(i9-7980XE)の外観や接続端子のレビューをしていきます。
PCケースは「ガレリア専用 KTケース ブラック」でミドルタワーに分類されます。サイズは幅207 x 奥行き520.7 x 高さ450.2 mmです。ガレリアシリーズ売れ筋ランキングトップ3は全部このPCケースを採用したデスクトップです。
さすがはハイエンドゲーミングPCです。初期構成でDVDスーパーマルチドライブではなくブルーレイドライブが搭載されています。ブルーレイドライブならBDもDVDも読み書きできます。
正面にはUSB3.0が2つ、SDカードリーダー、マイク入力、スピーカー出力、リセットボタン、電源ボタンがあります。
トップケースファンが2つ搭載されているモデルは久々に見ました。普通は1つだけか無しかのどちらかです。CPUの冷却を重視しているのでしょう。
左側には吸気口が2つあります。
内部の様子です。
CPUクーラーは冷却性能の高いサイドフロータイプ。メモリスロットは8つあり、最大で128GBまで増やせます。
GTX1080TiはPALIT製です。ただ、PALIT公式サイトにこのデザインの製品はなかったので、一般販売されていないものかもしれません。
マザーボードはPRIME X299-A。拡張スロットはPCI Express x16が2つ、PCI Express x4が2つが空いています。SLIも余裕の拡張性です。また、写真の右側にM.2 SSDが刺さっています。
電源を入れるとグラフィックボードとマザーボードが光ります。グラフィックボードは「GEFORCE GTX1080Ti」の文字が緑色に光ります。マザーボードは常に色が変動していてレインボーっぽい感じです。
左側です。
背面です。
マザーボードのバックパネルにはUSB BIOS Flashback、USB2.0が2つ、USB3.0が4つ、USB3.1、USB3.1 Type-C、LANポート、サウンド関連があります。
GTX1080Tiの映像出力端子はHDMI、DisplayPortが3つです。
ガレリア VZ-X(i9-7980XE)の温度
ベンチマークソフトを1時間動作させて各パーツがどれくらいまで温度が上がるか計測しました。
18コアなのでCPUの項目が凄いことになってます・・・。CPU(Core i9-7980XE)は最大65℃、SSDは最大37℃、HDDは最大33℃、GTX1080Tiは最大87℃まで上がりました。マザーボードのおかげでしょうか、M.2 SSDなのにとても低い温度です。
ガレリア VZ-X(i9-7980XE)のベンチマークスコア
ガレリア VZ-Xの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
CINEBENCH
せっかくなのでCore i9-7980XEのベンチマークも計測してみました。CINEBENCH以外のベンチマークソフトを使った詳細レビューは別記事にまとめます。
CINEBENCHによるとシングルスコアは188cb、マルチスコアは3303cbです。Core i7-7700Kが965だったので、Core i9-7980XEのほうが3倍以上高性能です。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
12951 | 13059 | 14415 |
FF14ベンチマークは最高評価になったものの、GTX1080Tiにしては非常に低いスコアです。Core i7-8700Kとの組み合わせなら18000を越えます。FF14のようにマルチコアがあまり関係ないゲームだとこのようにスコアが伸び悩みます。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
PSO2ベンチマークは計測したのにスクリーンショットを転送し忘れました。記憶が確かなら設定6で40000台だったはずです。FF14と同様にスコアが伸びませんでした。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は21815です。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは87600でした。FF14やPSO2とは違って大幅に伸びました。Core i7-7700KとGTX1080Tiなら65000程度です。このようにゲームや用途によって合う合わないがあることを覚えておきましょう。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
9112 | 8963 | 10062 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位6%」の評価でした。最新ゲームってCPUの重要度がどんどん増してきています。だからCore i9-7980XEのおかげで大幅にスコアが伸びています。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
22847 | 26497 | 26349 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位2%のパソコン」です。GTX1080Ti搭載ゲーミングPCでは過去最高です。CPUのおかげですね。
ハイエンド中のハイエンドなので万人におすすめできるわけではありません。しかし高性能なゲーミングPCが欲しくて、CPUをフル活用する予定、さらに予算もたっぷりあるなら、あなたにとって最強のパートナーになってくれるデスクトップです。
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