Core i9-7900X搭載!ドスパラ ガレリア VZ-X 性能レビュー
Core i9-7900X + GTX1080TiのハイエンドゲーミングPC!
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ガレリア VXシリーズが新しくなりました。以前はX99チップセットにCore i7-6800KやCore i7-6950Xを搭載していましたが、現在はX299チップセットにCore i7-7800XやCore i7-7900Xが採用されています。CPUの世代が移り変わったわけです。
なかでも一番ハイスペックなのがCore i7-7900XとGTX1080Tiを組み合わせた「ガレリア VZ-X」です。価格は税込みで40万円以上になっているので凄まじくハイエンドです。どのような性能なのかレビューしていきます。
ガレリア VZ-Xはこんな方におすすめ!
GTX1080Tiで最新ゲームをヌルヌル動かしたい!
CPUのコア数・スレッド数を活用する用途がある!
グラボよりもCPUにお金をかけたい!
ガレリア VZ-Xのスペック
*この記事のパソコンはレンタル品です。商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i7-7700K |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1080Ti 11GB | 32GB PC4-21300 |
ストレージ | チップセット |
500GB SSD + 3TB HDD | インテル X299 チップセット |
光学ドライブ | 電源ユニット |
DVDスーパーマルチドライブ | Enhance 800W 静音電源(80PLUS GOLD / EPS-1780GA1) |
ほとんど最上位のデスクトップです。これより上の性能を目指そうと思ったら、グラフィックボードをSLI(複数枚)にするしかありません。実際、ドスパラには「ガレリア VZ-X SLI」というGTX1080Ti SLIのゲーミングPCがあります。
ちなみにドスパラで人気のGTX1080Ti搭載ゲーミングPCといえば「ガレリア ZZ」です。Core i7-7700Kを搭載していて、売れ筋ランキング3位に入っています。
Core i9-7900Xが10コア・20スレッド、定格3.3GHz・最大4.3GHzなのに対し、Core i7-7700Kは4コア・8スレッド、定格4.2GHz・最大4.5GHzです。動作周波数だけ見るとCore i7-7700Kに軍配が上がるものの、コア数・スレッド数の差は大きく開いています。
ストレージの速度
ガレリア VZ-Xには500GB SSDと3TB HDDが搭載されています。それぞれの速度を計測しました。
SSDの速度
SSDは「Samsung SM961 NVMe M.2」で、シーケンシャルリードが2734MB/s、シーケンシャルライトが1643MB/sです。今まで見た中で一番高速なSSDです。シーケンシャルリードはSATA SSDの5倍くらい高速です。ハイエンドゲーミングPCに相応しいSSDだと思います。
HDDの速度
HDDは「東芝 DT01ACA300」で、シーケンシャルリードが206MB/s、シーケンシャルライトが205MB/sです。こっちは普通ですね。
ガレリア VZ-Xの外観
次にガレリア VZ-Xの外観や接続端子のレビューをしていきます。
ガレリア VXシリーズは、「ガレリア XZ」と同じガレリア専用 KTケース ブラックが採用されています。
正面中央にはUSB3.0が2つ、SDカードリーダー、マイク入力、スピーカー出力、リセットボタン、電源ボタンがあります。
上部は奥側にだけケースファンが搭載されています。もちろん手前にもケースファンを追加できます。
左側には2つの吸気口があります。初期構成だとケースファンは合計3つ搭載されています。
内部の様子です。
CPUクーラーは大きなサイドフロータイプです。カスタマイズ画面を見ると「静音パックまんぞくコース」が選択されていて、他のものには変更できないようです。
メモリは8GB x 4という構成です。CPUの左側にも2つ挿さっています。
GTX1080TiはPalit製です。Founders Editionだと思います。
マザーボードはASUS PRIME X299-Aです。よく見ると右側にM.2 SSDが挿さってます。拡張スロットはPCI Express x16が2つ、PCI Express x4が2つ空いています。PCI Express x1もあるのですが、グラボに隠れているので実質使えません。
M.2 SSDなのでシャドウベイに余裕があります。あと4つ空いています。
電源を入れるとマザーボードとグラフィックボードが光ります。グラフィックボードはずっと緑色に光ってます。マザーボードは時間経過とともにレインボーにグラデーションする感じです。
下のほうはずっと赤色に光ってます。
背面です。リアケースファンは4つの選択肢があります。でも基本的にはこのままでいいと思います。
マザーボードのバックパネルにはUSB BIOS Flashbackボタン、USB2.0が2つ、USB 3.1 Gen 1が4つ、USB 3.1 Gen 2 Type-A、USB 3.1 Gen 2 Type-C、LANポート、S/PDIF出力、サウンド関連があります。
GTX1080Tiの映像出力端子はDisplayPortが3つ、HDMIです。DisplayPortのグラボやデバイスが増えてきたので、最近DisplayPortケーブルを買いました。
ガレリア VZ-Xの温度
後述のベンチマークソフトを動作させながら各パーツの温度を計測しました。1時間以上負荷をかけ続けた際の最大温度をご紹介します。
CPU(Core i9-7900X)は最大74℃、SSDは44℃、HDDは最大37℃、GTX1080Tiは最大87℃でした。M.2 SSDの割には高温になっていません。
ガレリア VZ-Xのベンチマークスコア
NEXTGEAR i660PA1-SP4のグラフィック性能をベンチマークソフトで計測しました。
FF14
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
13161 | 13062 | 14414 |
FF14ベンチマークはすべて最高評価ですが、GTX1080Tiとは思えない低いスコアです。GTX1080Tiなら18000を越えるのが普通です。でも実はこの結果を予想していました。ベンチマークソフトやゲームによってCPUとの相性があり、スレッド数の多いCPUだとスコアが低くなることがあるのです。
PSO2
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
42329 | 70498 | 57558 |
PSO2ベンチマークも変なスコアになっています。FF14ベンチマークソフトと同様に相性の問題です。
ドラクエ10
ドラクエ10は20663でした。
MHF
MHFは71214です。MHFはむしろ相性が良く、過去最高のスコアを叩き出しています。
3DMARK TimeSpy
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
8581 | 8387 | 9880 |
TimeSpyはDirectX12の最新ゲーム用ベンチマークソフトです。上位9%の評価が出ました。CPUのハイスコアが上乗せされた感じですね。最新ゲームをプレイするのに相応しいハイエンドゲーミングPCです。
3DMARK FireStrike
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
19394 | 24798 | 22858 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位4%のパソコン」です。やはりCPUの性能を評価したPhysics scoreの数値が凄いです。CPUエンコードのようなCPUを酷使する使い方をしたいなら最適なデスクトップではないでしょうか。これならゲームをしながらでも余裕でCPUエンコードできそうです。
CINEBENCH
最後にCPUベンチマークをご紹介します。CINEBENCHでは2088cbというスコアが出ました。2000越えって初めて見ましたよ・・・。Core i7-7700Kで960くらいですから、とんでもなく高いスコアだとわかって頂けると思います。
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