ALIENWARE 15 プレミアム VR 性能レビュー
120Hz液晶にカスタマイズ可能なゲーミングノートPC!
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ALIENWARE 15シリーズがモデルチェンジしました。これまでは「NEW ALIENWARE 15」という名称でしたが、またNEWが取り除かれました。本家の英語サイトだと旧バージョンは「ALIENWARE 15 R3」だったため、今回は「ALIENWARE 15 R4」かと思いきやR4の表記は見当たりません。
日本版だと「ALIENWARE 15 プレミアム VR」のようにVRという言葉が入っているので、いまいち統一感がないものの目印にはなります。今回は2番目に安い「ALIENWARE 15 プレミアム VR」をレビューしていきます。
ALIENWARE 15 プレミアム VRはこんな方におすすめ!
使いやすいサイズのゲーミングノートPCが欲しい!
マクロキー等を搭載した高機能なノートPCを使いたい!
どうせ買うなら格好良いゲーミングノートPCを選びたい!
ALIENWARE 15 プレミアム VRのスペック
*この記事のパソコンはレンタル品です。商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i7-7700HQ |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1060 6GB | 8GB PC4-19200 |
ストレージ | チップセット |
180GB M.2 SSD | 不明 |
光学ドライブ | 液晶 |
なし | 15.6インチ FHD (1920 x 1080) 60Hz IPS アンチ-グレア 300-nits NVIDIA G-SYNC 有効 ディスプレイ |
Core i7-7700HQ、メモリ8GB、GTX1060という人気のミドルスペックです。どのメーカーでもこのパーツ構成が人気ランキングに入っています。ほとんどのオンラインゲームで60fps以上出せるのに意外と安いので人気があるのでしょう。
でもストレージには不満が残ります。180GB SSDではどう考えても容量不足です。Windows10を含めたシステムとして約40GB使っているので、最初の段階で約120GBしか残っていません。50GBのゲームを2つインストールしたらもう限界です。
だからALIENWARE 15 プレミアム VRを買うならストレージをカスタマイズしましょう。おすすめは「256GB PCIe SSD (ブート) + 1TB 7200RPM SATA 6Gb/s (ストレージ)」です。
ストレージの速度
180GB M.2 SSDをCrystalDiskMarkで速度を計測してみました。
SSDの速度
SSDは「Intel Pro 5400s」で、シーケンシャルリードは560MB/s、シーケンシャルライトは481MB/sです。日本ではあまり見かけないSSDです。
ALIENWARE 15 プレミアム VRの外観
次にALIENWARE 15 プレミアム VRの外観や接続端子のレビューをしていきます。
エイリアンウェアのゲーミングノートPCは他のBTOメーカーよりも明らかにデザインが格好良いと感じます。私の友人達はみんなエイリアンウェアのノートPCを使っているくらいです。見た目は旧モデルと特に変わっていないはずです。
外側がシルバー、内側が黒色です。
キーボードはテンキーがない代わりに左端にマクロキーが搭載されています。5つのキーにショートカットやソフトウェア起動などを割り当てられます。
WASD周辺は癖のない日本語キーボードです。
電源を入れるとキーボードバックライト、電源ボタン、ALIENWAREのロゴが光ります。もちろん色は変更可能です。あとタッチパッドも操作すると光ります。
側面も光ります。ゲーミングPCらしさ100点満点です。
ALIENWARE 15 VRシリーズの素晴らしいところは液晶モニターです。初期構成でもフルHD、60Hz、G-SYNC対応となかなか良いものなのですが、なんとカスタマイズで4Kや120Hzのものに変更できるのです。
もしもあなたがFPSやMOBAのようにアクション性の高いゲームをプレイするなら、「15.6 インチ FHD (1920 x 1080) 120Hz TN+WVA アンチ-グレア 400-nits NVIDIA G-SYNC 有効 ディスプレイ」に変更することをおすすめします。
60Hzと120Hzとでは滑らかさが圧倒的に違います。120fps出ればそれだけで細かい動きを把握できるようになり、勝率がぐっと向上します。BTOメーカーのゲーミングノートPCには120Hz液晶なんて絶対に選べないので、ノートPCで勝ちたいならALIENWAREがベストチョイスです。
左側にはNobleロックポート、USB3.0 Type-C、USB3.0、マイク入力、スピーカー出力があります。
右側にはUSB3.0だけがあります。DVDスーパーマルチドライブは非搭載です。
後ろ側にはLANポート、mini-DisplayPort出力、HDMI出力、Thunderbolt 3、Alienware Graphics Amplifier接続用ポート、電源端子があります。LANポートや映像出力端子のように常時接続するものが全部後ろにまとめられているので完璧です。ケーブルが邪魔にならないって意外と重要ですよ。
ちなみに「Alienware Graphics Amplifier」とは外付けグラフィックボックスです。別売りですがグラフィック性能を向上させたい場合に利用できます。
ALIENWARE 15 プレミアム VRの重さ
本体だけの重量を計測したところ3.306kgでした。はっきり言って15インチのGTX1060搭載ゲーミングノートPCのなかでは重いです。これまでレビューしたものだと2.6kgくらいが平均です。2kg未満のもののあります。
ACアダプターと電源ケーブルを含めると4.081kgです。
ALIENWARE 15 プレミアム VRの温度
ベンチマークソフトで1時間負荷をかけて各パーツの温度を計測しました。CPUは最大89℃、SSDは最大66℃、GTX1060は最大67℃でした。CPUの温度が結構高めですね。一方でGTX1060は低い温度で収まっています。
ALIENWARE 15 プレミアム VRのベンチマークスコア
では最後にゲームがどれだけ快適に遊べるか、ベンチマークスコアをご紹介します。どのベンチマークソフトも1920×1080に設定しています。
FF14
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
10239 | 10957 | 13078 |
FF14ベンチマークは一番重い設定でも10000を越えました。7000以上だと「非常に快適」という最高評価なのである程度余裕があります。これなら容易く60fps以上安定させられます。
PSO2
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
21101 | 27260 | 38402 |
PSO2ベンチマークはGTX1060搭載デスクトップよりもかなり低いスコアになる傾向があります。その理由はCPUです。デスクトップとノートとではCPUの性能に大きな差があるので、PSO2ベンチマークの場合は50%以上のスコア差が出ます。とは言ってもPSO2くらいの重さのゲームをプレイするのにはまったく問題がありません。100fps以上出るはずです。
ドラクエ10
ドラクエ10は16446でした。
MHF
MHFは17598です。GTX1060搭載ノートPCなら23000くらい出そうなものですが、随分と低いスコアになってしまいました。原因不明です。
3DMARK TimeSpy
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
3687 | 3660 | 3850 |
3DMARK TimeSpyは「上位71%」という評価です。DirectX12の最新ゲームをプレイするならGTX1070以上をおすすめします。でもVR Readyのスコアが越えているので、「ALIENWARE 15 プレミアム VR」の名称通りVRゲームをしっかり遊べます。
3DMARK FireStrike
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
9899 | 11692 | 10799 |
3DMARKの評価では「上位32%のパソコン」です。まさしくミドルスペックの評価ですからほぼすべてのゲームを遊べます。性能がそれなりに良いだけでなく、デザインの格好良さ、液晶を含めたカスタマイズ製の高さを考えるとかなりおすすめです。
一方で15インチの割にちょっと重いことや価格がやや高いというデメリットも存在します。これらのデメリットが気にならず、クールで高機能なゲーミングノートPCが欲しいなら、確実に購入候補に入ってくるはずです。