ドスパラ ガレリア VR WEAR HG 性能レビュー
VRに最適なバッグ型PCが便利すぎる!
投稿日:
※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
私はOculus RiftとHTC Viveを持っています。どちらも普通のデスクトップゲーミングPCと接続して遊んでいるのですが、どうにもケーブルが邪魔だと感じます。VRデバイスとPCを接続しているケーブルが顔にぺちぺち当たったりしますし、ケーブルのせいで行動が制限されたりします。
また、立ってプレイする場合、ケーブルに引っかかって転ぶのではないかという恐怖も感じます。そんな悩みを解説するのがバッグ型のゲーミングPCです。少し前にドスパラから「ガレリア VR WEAR HG」というモデルが出たのでレビューします。製品名からわかるようにVRのためのゲーミングPCです。
ガレリア VR WEAR HGはこんな方におすすめ!
VRゲームを快適に遊べるゲーミングPCが欲しい!
VRも遊ぶけど、普通のゲーミングPCとしても使いたい!
VRゲームは立ってプレイしたい!
ガレリア VR WEAR HGのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i7-7820HK |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1070 8GB | 16GB PC4-19200 |
ストレージ | チップセット |
512GB NVMe SSD | インテル CM238 チップセット |
光学ドライブ | 電源 |
なし | ACアダプター&バッテリー2個 |
CPUやチップセットからわかるように中身はゲーミングノートPCです。ゲーミングノートPCの液晶モニターがないバージョンだと思ってください。でもPascalからはデスクトップ用グラフィックボードとノート用グラフィックボードの性能差がほとんどなくなったので、グラフィック性能に関してはGTX1070搭載デスクトップとほとんど同等です。
メモリはしっかり16GBです。今なら16GBあればすべてのPCゲームが快適に遊べます。特にVRゲームは重いですからメモリ16GBになっているのはありがたいです。一方で光学ドライブはありません。DVDやBDを使いたいなら外付け光学ドライブを用意しましょう。
ストレージは512GB SSDのみです。HDDが入っていないのは内部スペースのせいなのか、軽量化のためなのか、その理由は不明です。もしももっと容量が欲しい場合はカスタマイズ画面でHDDを追加しましょう。
ストレージの速度
SSDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDの速度
SSDは「サムスン SM961 MZVKW512HMJP」でシーケンシャルリードが3487MB/s、シーケンシャルライトが1631MB/sです。これ最速レベルのSSDなのではないでしょうか。一般的なSATA SSDだと500MB/sですから約6倍です。ノート用HDDに比べたら約34倍も高速です。
CPUもそうですが随分と良いパーツを採用している印象です。
ガレリア VR WEAR HGの外観
次にガレリア VR WEAR HGの外観や接続端子のレビューをしていきます。
両側が取り外し可能のバッテリーです。基本的にはACアダプターで充電し、ACアダプターを取り外してVRゲームを遊びます。この写真の中央上にあるのが電源ボタンです。
下部にはACアダプターの接続端子があります。
上部にはマイク入力、スピーカー出力、HTC Vive専用電源出力、HDMI出力、USB3.0が4つ、Thunderbolt3、mini-DisplayPort出力があります。どうやらLANポートはありません。「IEEE802.11 ac/a/b/g/n Bluetooth 4.0」の無線LANに対応しています。
左右にはベルトを着脱するための部位があります。
裏側です。普通のデスクトップゲーミングPCとしても使えるので、小型なタイプが欲しい方には良い選択肢だと思います。
バッグ型PCとして使うためのベルトです。
4箇所ガチャリと接続します。しっかり固定されて動き回っても安定感があります。
ガレリア VR WEAR HGの重さ
重量を計測してみたところ3.212kgでした。15インチゲーミングノートPCと17インチゲーミングノートPCの中間くらいの重さです。
ACアダプターとケーブルを含めると4.061kgでした。ACアダプターを接続した状態で背負うことはないので、約3kgだと覚えておきましょう。
実際に背負ってみました
ガレリア VR WEAR HGを背負った様子です。かなりぴっちりしているように見えますね。でももっと緩めることも可能です。
背負った感想としては非常に軽くて驚きました。そりゃゲーミングノートPCを背負っているようなものですから軽くて当然なのでしょうけど、バッグ型PCに抱いていた印象が「デスクトップを背負うなんでどう考えても重いでしょ」というものだったので、余計に軽さに感動しました。ケーブルも一切邪魔になりませんし、これなら楽々動き回れます。
後ろから見た様子です。
横から見た様子です。やはり小型ですね。
ガレリア VR WEAR HGのベンチマークスコア
あとは「VRゲームを快適に遊べる性能なのか」が問題です。各種ゲーム用ベンチマークソフトで性能を検証しました。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
13519 | 14081 | 16797 |
FF14ベンチマークはGTX1070搭載デスクトップとほぼ同等のスコアが出ました。小型でも性能に問題はまったくありません。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
51391 | 57536 | 71860 |
PSO2ベンチマークは最高画質の設定でも50000を越えました。GTX1070が優秀というのもありますが、メモリ16GBも効いています。もうこの時点でほぼすべてのゲームを快適に遊べることがわかりました。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は19287です。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは34114でした。GTX1070搭載デスクトップだと35000~36500なことが多いです。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
5124 | 5272 | 4423 |
3DMARK TimeSpyはDirectX12の最新ゲームが遊べるかどうかがわかります。このスコアなら問題ないでしょう。VR専用PCみたいに思えますが、実は汎用性の高いゲーミングPCです。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
13237 | 16103 | 11276 |
3DMARK FireStrikeだと約10000がVR推奨スペックのラインです。もちろんVRゲームもタイトルによって重さが異なるので、性能にある程度余裕を持たせたほうがいいです。そういう意味ではVR用ゲーミングPCとしては一番ちょうどいい性能ではないでしょうか。
VRゲームをがっつり遊びたいなら最強におすすめです。動き回りやすさが全然違いますよ、ホント。この記事を書いている時点ではセールで半額以下になっていたので、以下のリンクから最新価格をチェックしてみてください。
★人気ゲーミングPC割引中!ドスパラのデスクトップとノートが安くなってます!★