ドスパラで売れ筋ランキング上位のゲーミングPCはRTX2060搭載の「ガレリア XV」です。でも「もっと安いのが欲しい」「もっと小型なデスクトップがいい」と思うならガレリア DFが候補に上がります。

ガレリア DFはガレリア XTより3万円安い代わりに、CPUがCore i7-8700からCore i5-8500になっています。どれくらい性能に差が出るのか評価してみたので、以下のレビューをご覧ください。

ガレリア DFはこんな方におすすめ！

やや省スペースなデスクトップゲーミングPCが欲しい！
とにかく安いRTX2060搭載ゲーミングPCが欲しい！
CPUよりもグラフィック性能を重視したい！

ガレリア DFのスペック

＊商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。

OS	CPU
Windows10 Home 64bit	Core i5-8500
グラフィックボード	メモリ
GeForce RTX2060 6GB	8GB PC4-21300
ストレージ	チップセット
240GB SSD + 1TB HDD	インテル H310 チップセット
光学ドライブ	電源
DVDスーパーマルチドライブ	500W 静音電源 (80PLUS BRONZE)

ガレリア DFの価格と詳細はこちら

このゲーミングPCはなぜ「ガレリア DF」という名前なんでしょうね。「ガレリア XF」や「ガレリア ZF」のように、末尾がFのデスクトップはRTX2070搭載です。普通ならガレリア DVとなるはずです。うーん、そのうち名前が変わるのかもしれません。

さてRTX2060以外のパーツを見ると、Core i5-8500にメモリ8GBという比較的低価格な構成です。実際にガレリア DFの価格は税抜き約12万円です。税込みでも13万円くらいで購入できますから、「15万円以下でRTX2060搭載ゲーミングPCが欲しい」と思っている方にぴったりです。

15万円まではまだ少し余裕がありますから、私なら500GB SSD + 1TB HDDにします。あるいはメモリ16GBにして様々な用途での快適性アップを狙うのもおすすめです。

ストレージの速度

SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。

SSDの速度

SSDは「Crucial CT250MX500SSD1」でシーケンシャルリードが561MB/s、シーケンシャルライトが499MB/sです。CrucialのSSDは速度が安定しているのに安くていいですね。私自身もCrucialのSSDを使ってます。

HDDの速度

HDDは「東芝 DT01ACA100」でシーケンシャルリードが199MB/s、シーケンシャルライトが198MB/sです。普通の速度です。

ガレリア DFの外観

次にガレリア DFの外観や接続端子のレビューをしていきます。

PCケースは「ガレリア専用 KTMケース ブラック」でミニタワーに分類されます。サイズは幅185 x 奥行き395 x 高さ370 mmです。背が低いタイプなので置き場所に困ることはないでしょう。

正面にはUSB3.0が2つ、SDカードリーダー、マイク入力、スピーカー出力、リセットボタン、電源ボタンがあります。また、一番上にはDVDスーパーマルチドライブもあります。

上部に排気口はありません。

左側には2つの吸気口があり、カスタマイズでケースファンを追加できます。ただ、後述するパーツの温度を見る限りではケースファンを追加しなくても大丈夫そうです。

内部の様子です。左上に電源ユニット、右上にDVDスーパーマルチドライブ、右中央にHDDとSSDが配置されています。マザーボードはASUS PRIME H310M-Aでした。

ガレリア XTのCPUクーラーはサイドフローだったのに、ガレリア DFはトップフローです。Core i5-8500のほうが温度が低いという理由でしょう。

上がHDD、下がSSDです。3.5インチ シャドウベイはもう1つ空いているので、現在使っているHDDを移行できます。CPUクーラーがトップフローのおかげでストレージを交換しやすいのはメリットです。

拡張スロットはPCI Express x1が1つ空いているのですが、RTX2060に近すぎるので使えません。また、M.2スロットは2つ空いています。

グラフィックボードは「PALIT GeForce RTX2060 GamingPro」という製品です。

左側は完全に塞がっています。

背面には排気ファンが1つあります。つまりケースファンはフロントとリアの合計2つです。

マザーボードのバックパネルにはPS2、USB3.0が2つ、USB2.0が2つ、LANポート、マイク入力、ライン入力、ライン出力があります。

RTX2060の映像出力端子はDVI-D、HDMI、DisplayPortです。

ガレリア DFの温度

ベンチマークソフトを1時間動作させて各パーツがどれくらいまで温度が上がるか計測しました。CPU（Core i5-8500）は最大69℃、SSDは最大47℃、HDDは最大36℃、RTX2060は最大65℃まで上がりました。RTX2060はGTX1060よりも温度が低いことが多いです。

ガレリア DFのベンチマークスコア

ガレリア DFの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。

FF15ベンチマーク

高品質	標準品質	低品質
8122	10112	12704

FF15ベンチマークは高品質だと「快適」、標準品質だと「とても快適」、低品質だと「非常に快適」の評価でした。重いゲームをプレイしたい場合は、まずメモリ16GBにしましょう。

FF14ベンチマーク

最高品質	高品質	標準品質
14924	15435	18236

FF14ベンチマークはすべての画質で「非常に快適」の最高評価でした。紅蓮のリベレーターになって重くなりましたがRTX2060ならサクサクだとわかりました。

PSO2ベンチマーク

設定6（最高画質）	設定5（高画質）	設定3（標準画質）
59339	78125	105495

PSO2ベンチマークはCPU性能に大きく依存するためCore i7-8700 + RTX2060に比べるとスコアが下がっています。それでもまったく問題ないスコアですけどね。

ドラクエ10ベンチマーク

ドラクエ10は20301です。

MHFベンチマーク

MHFベンチマークは38269でした。GTX1070Tiより16%も高いスコアになりました。

3DMARK TimeSpy（DirectX12）

総合スコア	Graphics score	CPU score
6977	7455	5121

DirectX12用ベンチマークソフトのTimeSpyは主に最新ゲームが遊べるかどうかを評価できます。上位28%に入っていますし、重いゲームも遊べる性能です。ただガレリア XVやZVに比べるとCPU Scoreが下がった分だけ総合スコアも低くなっています。やはり最新ゲームを遊びたいならCore i7をおすすめしたいです。

3DMARK FireStrike（DirectX11）

総合スコア	Graphics score	Physics score
16200	19430	12439

3DMARK FireStrikeの評価では「上位14%のパソコン」です。十分すぎるほどハイスペックな部類です。このゲーミングPCで快適に動かないゲームなんてほぼほぼ存在しません。

15万円以内でここまで高性能なゲーミングPCって相当コスパがいいですよ。やや小型というメリットもあります。現在サービス中の比較的重いゲームをサクサク動かしたい人におすすめです。

ガレリア DFの価格と詳細はこちら

ドスパラのおすすめカスタマイズ
★人気ゲーミングPC割引中！ドスパラのデスクトップとノートが安くなってます！★