キーボードに水冷パーツなど、ゲーミングギアはとにかく光るものが多いですよね。特にここ5年ほどでRGBが当たり前になってからは、光らないパーツを探すほうが難しいかもしれません。

しかし、冷静になって考えてみると、なぜわざわざ光らせる必要があるのか気になりませんか？今回はゲーミングギアが光る理由を「見栄え」以外の点から整理してみました。

ゲーミングギアが光る理由

結論から言うと、ゲーミングギアが光る理由は以下3点があげられます。

1. 単純に見た目がよい
2. 視認性確保のため
3. 人間の反射速度向上のため

1については、「見栄え」でありこれはよく語られますよね。光ってるとかっこいいしテンションがあがる、というのは私もよくわかります。

しかしゲーミングPCを使う層の中には、加飾を好まない人間も多数います。何を隠そう私もそのひとりで、「電気とお金の無駄（光る製品は高い）」と考えていました。

そのため長い間、発光機能をもったキーボードやファンは使っていなかったのですが、友人から「ちゃんと実用性もあるよ」というアドバイスを受けて、ここ2年ほどは使うようになったのです。

その実用性とは、前述の3つの理由のうち、2と3のことですね。順に解説していきます。

光ると視認性確保がしやすい

夜、自室で間接照明にしながら文章を書いたりゲームをプレイしたりするとき、キーボードのヘッド部分が光ると非常に打ちやすいのです。

これは使ってみて初めて分かることですが、適度に光量を落として青か白に光るようにすると、目の負担にならないうえにキータッチがしやすくなります。

今では光らないキーボードに不安を覚えるほど飼いならされてしまいました。

反射速度が向上する？

よく「赤い部屋だと暑く感じる」「青い部屋だと涼しく感じる」というお話がありますよね。

あれは、人間の精神状態が色によって大きく左右されることを示す逸話です。簡単にまとめると、以下のような効果が期待できるそう。

赤

やる気、モチベーションの向上
自信、警戒心、注意力の喚起
勝負心を喚起する

青

冷静さ、集中力の向上
平常心の維持

黄色

ポジティブさの維持
運動神経の活性化
思考速度の向上

オレンジ

陽気さの向上、前向き
不安の除去など

ほかにも諸説あるのですが、色の持つ力は非常に大きいようで、細かい操作と集中力を要求されるゲームにも影響を与えそうです。

ゲーミングPCはFPSやRTSといった集中力を必要とする分野で使われることから、さまざまな色で光ることによりプレイヤーに良い影響があるのかもしれませんね。

プレイヤー側もなんとなくその影響を感じ取っているため、これだけ長く光るパーツが愛されるのではないでしょうか。

個人的によく使う色

ゲーミングギアはほとんどが、複数の発行パターンを持つことから、自分の好きな色だけを使うことができます。

私の場合、どれだけ発光パターンがすぐれていてもレインボー（虹）はまず使わないですね。理由は単純で、視認性が落ちるのとストレスがたまるからです。

逆によく使う色は「青」「白」「緑or水色系」でしょうか。青はほぼ必須と言ってよいくらいで、休憩時に青色の発色をじっと眺めたりすることがあります。

ただし、友人はオレンジを好んで使うことから、完全に個人の好みの問題のようです。よりゲームを快適にプライするためには、自分が好きな色を特定することが近道かもしれないですね。