明確な違いはない?CPUとGPUは何がどう違うのか
投稿日:
※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
ゲーミングPCを触っていると「CPUとGPUは明確に違うもの」という認識が強くなりますよね。
しかし、本質的な部分で両者の違いを説明できる人はあまり見かけません。ではCPUとGPUの違いをどう説明すればよいのでしょうか。
CPUとGPUに本質的な違いはない
まず、私自身は技術的な専門家ではなく、単なる自作PCやBTOパソコンの愛好者です。
コンピュータサイエンスを学んだわけではありませんし、CPUやGPUの設計に携わったこともありません。その立場からの説明であることをご了承ください。
技術的にコアな部分をあえて抜きにしてCPUとGPUの違いを述べると「仕事を大人数でやっているか、少人数でやっているか」という点に行き着くと思います。
以前、この分野に詳しい知人が非常にわかりやすい例えをしていたので、彼の言葉を借りると
・GPUは普通の人が100人くらい集まって、寸法は大きいが構造はそれほど複雑ではない建築物を作っているイメージ
・CPUは高学歴の天才クラスが数人集まって、スポーツカーを作っているイメージ
とのこと。私としてはかなりわかりやすかったですね。
ちなみにIntel社の公式サイトでは次のように述べられています。
CPUとは
数百万個のトランジスターで構成された CPU には複数のプロセッサー・コアがあり、一般的にコンピューターの頭脳とも呼ばれれます。コンピューターおよびオペレーティング・システムに必要なコマンドとプロセスを実行するように、今日のすべてのコンピューター・システムに不可欠なものです。 また、CPU はネットサーフィンからスプレッドシートの作成まで、プログラムの動作速度を決める上でも重要となります。”
GPU とは
GPU は、より小型で特殊なコアを多数搭載したプロセッサーです。 多数のコア間で処理タスクを分割して処理できると、これらのコアが連携して動作し、圧倒的なパフォーマンスを提供します。”
このようにCPUは「少数のツワモノ」、GPUは「多数の凡人」という解説なのですが、一方でGPUの「凡人」たちがどんどん力をつけており、CPUとの差が以前よりも縮まっているとの話しもありますね。
もっとわかりやすい例えはないのか?
過去にネットで話題になったこともありますが、以下の動画では「CPUとGPUの違い」をデモンストレーションで表しています。
前半部分では、ペイントマシンで逐次ペンキを吹き付けながら絵をかいていますよね。これがCPUだと考えればよいとのこと。
一方、動画の1分20秒くらいからは、無数の小さな管をもつ大きなマシンが一瞬でモナリザを描くシーンがあります。これがGPUを表現しているのだそうです。
イメージとしては大変わかりやすいですよね。
本質的にはコアの集まりであることに変わりはないが
CPUとGPUは、本質的にプロセッサー・コアの集合体であるという点で違いはありません。
しかしアーキテクチャーと目的がまったく異なるので、実際に使用している我々の目には、別物として写っています。
もし誰かに「CPUとGPUは何が違うの?」と質問されたら、ぜひこうした情報を参考にして答えてみてください。