RTX2080Ti SLI!ドスパラ ガレリア ZZ-SLI 性能レビュー
GeForce RTX2080Ti SLIの性能や如何に!?
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メモリを増設できるようにグラフィックボードも2枚や3枚にして性能をアップする仕組みがあります。NVIDIAはその仕組みをSLIと呼んでいます(AMDだとCrossFire)。
ドスパラには最強グラフィックボードのRTX2080Tiを2枚搭載した「ガレリア ZZ-SLI」があります。どれほど高性能なのかずっと気になっていたので今回レビューできて嬉しいです。
ガレリア ZZ-SLIはこんな方におすすめ!
とにかく最強性能のゲーミングPCが欲しい!
重いゲームをサクサク動かしたい!
せっかくだからゲーミングPCは長く使いたい!
ガレリア ZZ-SLIのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Core i9-9900K |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce RTX2080Ti 11GB SLI | 32GB PC4-21300 |
ストレージ | チップセット |
500GB NVMe SSD + 3TB HDD | インテル Z390 チップセット |
光学ドライブ | 電源 |
DVDスーパーマルチドライブ | CORSAIR CP-9020094-JP (RM1000x ATX1000W 80+G P) |
「ガレリア ZZ」に似たパーツ構成です。ガレリア ZZにRTX2080Tiをもう1つ追加して、メモリを2倍にしたデスクトップです。CPU、ストレージ、チップセット等は一緒です。パーツ以外だとPCケースが違います。
基本的にはカスタマイズせず、このまま購入すればいいでしょう。カスタマイズの余地があるとすればCPUグリスとケースファンくらいです。高性能なパーツが詰め込まれたゲーミングPCですから、冷却にお金をかけるのが正解です。
ストレージの速度
SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDの速度
SSDは「Samsung SSD 970 EVO 500GB」でシーケンシャルリードが3540MB/s、シーケンシャルライトが2478MB/sです。さすがは最高峰のNVMe SSDです。今まで触ったなかでトップクラスの速度です。
HDDの速度
HDDは「Seagate ST3000DM007」でシーケンシャルリードが187MB/s、シーケンシャルライトが172MB/sです。
ガレリア ZZ-SLIの外観
次にガレリア ZZ-SLIの外観や接続端子のレビューをしていきます。
ドスパラのゲーミングPCでは唯一のフルタワーケース「GR one」です。SLIのゲーミングPCにだけ採用されています。「ガレリア ZZ」や「ガレリア XZ」は「KTケース ブラック」というミドルタワーケースです。
GR oneのサイズは幅245 x 奥行き593 x 高さ562 mmです。机の上に置くとかなり圧迫感があるので、床置きのほうがおすすめです。
正面には電源ボタン、ファンコントローラー、USB2.0が2つ、USB3.0が2つ、マイク入力、スピーカー出力、DVDスーパーマルチドライブがあります。
ファンコントローラーは「Silince / Turbo」の2段階に切り替えることができ、ケースファンの回転数が変わります。Silenceだと本当に静音で驚きます。でもゲームをやる時は冷却性を重視してTurboにしたほうがいいです。
上部は排気口です。ホコリが入りにくい構造になっています。
またBTOゲーミングPCでは珍しく、SATAホットスワップポートがあります。2.5インチ SSDや3.5インチ HDDを外付けすることが可能です。
左側は青っぽいアクリルパネルです。パーツが見えるのはゲーミングPCっぽくて好きなデザインです。
電源を入れるとグラフィックボード、ケースファン、マザーボードが光ります。ケースファンの赤い色が結構強めです。
正面側からも赤い光が見えます。
内部の様子です。なんとフロントファンは3つも搭載されていて、ストレージを挟み込んでいます。デスクトップ全体はもちろん、ストレージへの冷却性能が抜群です。
CPUクーラーはサイドフローです。メモリスロットはあと2つ空いていて、最大64GBまで増設可能です。
グラフィックボードは「ASUS TURBO-RTX2080TI-11G」が2つです。初期設定だとSLIが無効になっていたので、購入したらまずNVIDIAコントロールパネルを開いてSLIを有効にしましょう。
3.5インチ シャドウベイはあと7個も空いています。スライドできるタイプなので、ストレージを簡単にがつがつ増やせます。
マザーボードは「ROG STRIX Z390-F GAMING」です。CPUクーラーとグラボの間にPCIスロットとM.2スロットがあります。これ以外はグラボで塞がれてて使えません。
右側はCPUの裏側辺りに吸気口があります。
背面です。
マザーボードのバックパネルにはUSB3.1が3つ、USB3.1 Type-C、USB3.0が2つ、USB2.0が2つ、PS2、LANポート、サウンド関連があります。
RTX2080Tiの映像出力端子はUSB Type-C、HDMI、DisplayPortが2つです。
ガレリア ZZ-SLIの温度
ベンチマークソフトを1時間動作させて各パーツがどれくらいまで温度が上がるか計測しました。CPU(Core i9-9900K)は最大81℃、SSDは最大46℃、HDDは最大31℃、RTX2080Tiは84℃と80℃まで上がりました。下側に設置されているグラボのほうが冷たい空気を取り込みやすいので、グラフィックボードの最大温度に差が出ているのだと思います。
ガレリア ZZ-SLIのベンチマークスコア
ガレリア ZZ-SLIの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。ただしSLIに対応していないソフトもあるのでご注意ください。SLI対応のFireStrikeとTimespyが参考になるはずです。
FF15ベンチマーク
高品質 | 標準品質 | 軽量品質 |
---|---|---|
11806 | 15367 | 18602 |
FF15ベンチマークはSLIに対応していません。標準品質以下なら「非常に快適」の最高評価でした。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
22610 | 22905 | 24579 |
FF14ベンチマークはSLIの影響なのか、画質を下げてもスコアはあまり変化しませんでした。とはいえ一番重い設定でもGTX1060の2倍近いスコアが出ているためハイエンドな性能があるとわかります。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
113651 | 135262 | 145281 |
PSO2ベンチマークはSLI非対応なのでRTX2080Ti 1枚分の性能が出ています。1枚でも十分高性能です。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は23407です。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは79136でした。GTX1080Tiだと60000弱なのでRTX2080Tiになって大幅な性能アップを果たしました。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
20607 | 24473 | 10875 |
ここからが本番です。3DMARK TimeSpyの評価は「上位1%」です。うひょー!さすがはRTX2080Ti SLIです。ガレリア ZZはGraphics scoreが12881でしたから、ほぼ2倍スコアアップしています。SLI恐るべし・・・。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
34924 | 57920 | 24294 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位1%のパソコン」です。まさしく最強のゲーミングPCだと証明されました。頂点に位置するデスクトップです。SLIに対応している重いゲームをプレイするなら、ガレリア ZZ-SLIは最高の相棒となってくれます。
それに純粋に長く使えるゲーミングPCですから意外とコスパがいいです。すべての作業をサクサクに!そして最新ゲームもヌルヌル動作させて楽しみたいなら是非おすすめしたいゲーミングPCです。
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