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ドスパラ raytrek LC K2 性能レビュー

Quadro K2200でゲームを遊べるのか検証しました!

NVIDIAのグラフィックボードといえばゲーム用のGeForceシリーズが有名です。でもQuadroというクリエイター向けのシリーズもあります。Quadroは映像編集、動画編集、3Dモデリングなどに最適化されたグラフィックボードです。

そしてドスパラのガレリアシリーズがゲーム用なのに対し、reytrekシリーズがクリエイター向けPCです。今回レビューするraytrek LC K2にはQuadro K2200が搭載されています。ゲームが遊べる性能なのか調べてみました。

raytrek LC K2はこんな方におすすめ!

映像編集、動画編集を本気でやりたい!
OpenGLのゲームだけ遊びたい!
クリエイターの仕事をしている!

raytrek LC K2のスペック

*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。

OS CPU
Windows10 64bit Core i7-6700(定格3.40GHz)
グラフィックボード メモリ
Quadro K2200 4GB 16GB(PC4-17000)
HDD チップセット
250GB SSD + 2TB HDD インテル H170
光学ドライブ 電源
DVDスーパーマルチドライブ 500W 静音電源 80PLUS BRONZE

raytrek LC K2の価格と詳細はこちら

イラスト制作や動画編集などの作業はメモリをかなり消費します。知り合いのプロのイラストレーターは「メモリ量は本当に重要」と言っていました。raytrek LC K2はクリエイター向けPCなのでメモリがやや多めになっています。

グラフィックボードはQuadro K2200です。価格だけで考えるならGeForce GTX980と同じくらいです。現在大半のゲームがDirectXで動作しています。しかし一部のゲームはOpenGLです。

GeForceはDirectXが得意ですが、OpenGLに対する性能には制限がかかっています。逆にQuadroはOpenGLを得意としています。例えばマインクラフトはOpenGLです。

マインクラフトのフレームレートを比較

マインクラフトを例に、どれくらいフレームレートが変わるのか検証してみました。raytrek LC K2に搭載されているQuadro K2200と「マインクラフトにおすすめのゲーミングPC」の記事で計測したGeForce GTX980のデータと比較します。(マインクラフトの画質設定でフレームレートの上限を240にしています。MODは入れていません。)

chunks Quadro K2200 GeForce GTX980
chunks 16 240(MAX) 166
chunks 24 148 67
chunks 32 76 27

なんとQuadro K2200のほうがGeForce GTX980より2倍以上もヌルヌルです。GeForce GTX980がゲーム用グラフィックボードなのにこんな結果になってしまいました。その理由は前述したとおり、QuadroのほうがOpenGLに適しているからです。

ただ、DirectXのゲームではGeForceの圧勝となるため、ゲーミングPCとしておすすめできるかといえば微妙です。「クリエイター向けPCを探していて、マインクラフトを始めとしたOpenGLのゲームだけ遊ぶ」場合にはぴったりだと思います。

raytrek LC K2の外観

次にraytrek LC K2の外観や接続端子のレビューをしていきます。

LD ブラックというPCケースです。大きさは207(幅)×509(奥行き)×440(高さ) mm。ガレリア XFのKTケースとほぼ同じサイズです。

正面上部にDVDドライブが搭載されています。

正面のインターフェイスはUSB3.0が2個、SDカードリーダー、マイク端子、ヘッドホン端子、電源ボタン、リセットボタンです。

上部には排気口が2つあります。カスタマイズでケースファンを追加することもできます。

左側には吸気口が2つあります。

内部はこんな感じです。

Quadro K2200はかなり薄いですね。

右側にはCPUの裏側に通気口があります。

どういうわけか右側を開けないとストレージを交換できません。

背面には排気ファンがあります。

マザーボードのインターフェイスはPS2が2個、USB3.0が2個、USB2.0が2個、LANポート、サウンド関連です。

Quadro K2200のインターフェイスはDVI、DisplayPortが2個です。HDMIはありません。

raytrek LC K2のベンチマークスコア

ではDirectXのゲームでどれくらいの性能を発揮するか検証していきます。各種ゲーム用ベンチマークソフトを走らせました。解像度はすべて1920×1080に統一しています。

DX11 最高品質 DX11 高品質 DX11 標準品質
4176 4796 9470
DX9 最高品質 DX9 高品質 DX9 標準品質
5589 5786 12561

FF14ベンチマークはDirectX 9もDirectX 11も標準品質なら「非常に快適」に遊べるという評価です。画質さえ落とせばなんとかなりそうです。ただ、FF14でこれなので最新の重いゲームは無理です。GeForceに換算するとGTX750くらいの性能です。

設定5 設定3 設定1
15695 26607 211622

PSO2ベンチマークはGTX750より若干高いスコアです。設定2か3なら快適に遊べます。

ドラクエ10は13970です。さすがにドラクエ10くらい軽いオンラインゲームなら最高画質でも大丈夫です。

MHFは8837でした。

3DMARKの評価では「上位71%のパソコン」です。やはりゲーミングPCとしては決して高い性能ではありません。クリエイター向けPCとして、あるいはマインクラフト専用機としてならかなり使い勝手の良いデスクトップです。

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管理人 うらみん

格ゲーに飽きて2002年頃からオンラインゲームに参入。主にFPSとMMORPGをプレイしています。FPSでは大会で優勝し、海外クランと対戦したことがあります。RTSは下手糞です。

パソコンをカスタマイズするのが好きなので、趣味で当サイトを運営しています。ドスパラ、G-Tune、パソコン工房、エイリアンウェア、HP、フロンティアなどのゲーミングPCを使用した経験があります。

ゲーミングPCの選び方で迷ったら、Twitterで気軽に質問してください(╹◡╹)

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