プロゲーマーのスタイルを探る!DetonatioNの選手達にデバイスの配置や持ち方を見せてもらいました
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「マウスやキーボードの配置は今のが最適なんだろうか?」「手の置き方やマウスの持ち方、支点の部位、姿勢は今のままでいいのだろうか?」なんてことを考えたことはありませんか?
PCゲームのなかでも特に競技性の高いFPSやMOBAをプレイしているゲーマーはきっと試行錯誤したことがあるはずです。私自身いろいろ試していて、昔と今とではゲーミングデバイスの配置やマウスの操作の仕方はかなり変わっています。
15年くらい前にQuadke 3 Arenaの海外プロゲーマーの写真探して真似しようかと思ったこともあります(Coollerの通称”ロシアンスタイル”の画像を見つけて、何の参考にもならなかったわけですが・・・)。
でも現在は日本国内にプロゲーマーがいます。やはり上手いプレイヤーのやり方を参考にするのが手っ取り早いと言いますか、上達の早道だと思うんです。そこで「プロゲーマーはどういうスタイルでプレイしているの?」という疑問をDetonatioN Gamingの選手にぶつけるべく、DetonatioN Gamingのゲーミングハウスに行ってきました。
なお、今回の記事はDetonatioN GamingのスポンサーであるG-Tuneのご協力なしには成立しませんでした。本当に感謝しかありません。ありがとうございます、G-Tune!
ちなみにG-TuneはDetonatioN GamingがおすすめするプロゲーマーモデルのゲーミングPCを販売しています。今回登場するプロゲーマーのおすすめモデルもあるので気になる方はチェックしてみてください。
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DustelBox スタイル
DustelBox選手はBFシリーズをプレイするチームのエースです。FPSプロゲーマーとしてはトップクラスに有名なのでご存じの方も多いはずです。
全体像としてはこんな感じです。液晶モニターの高さ(机から液晶モニターの上辺まで)は45cm、液晶モニターの上辺から額までの距離は60cmです。
キーボードはやや左に寄っています。右腕に比べると左腕のほうが開いています。
マウスの持ち方はかぶせ持ちとつまみ持ちの中間くらい。手首よりももう少し手のひらに近い箇所を支点にしています。
マウス感度は通常の振り向き(180度回転)が13cm、アイアンサイト使用時の振り向きは28cmでした。
なお、普段は布製マウスパッドは使用せず、ポリプロピレンポリマー素材のマウス(G440)を使用とのこと。「布製だと、力が入ってマウスパッドに圧力がかかった際に、クッションがヘコむことによって滑りが変わるから」とその理由をお話されていました。プロゲーマーのこだわりを垣間見た瞬間でした・・・。
椅子のアームレストは使わず、肘は浮かせています。
左手は手首をベタ付けです。そして右手と同様に肘を浮かせています。キーボードのチルトスタンド(足)は立てていました。
横から見た様子です。やや後傾でしょうか。
SUMOMOXqX スタイル
SUMOMOXqX選手はDetonatioN Overwatch所属のプロFPSゲーマーです。最近はPUBG(PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS、FPSバトルロイヤル)の配信が大人気なのだとか。
SUMOMOXqX選手のスタイルは個性的に見えます。液晶モニターが結構近いですし、キーボードは机のギリギリ手前に置いています。そしてマウスパッドは手首を保護するために少し垂らしています。
マウスを持つ右手は少し奥に伸ばしています。
液晶モニターの高さ(机から液晶モニターの上辺まで)は46cm、液晶モニターの上辺から額までの距離は29cmです。DustelBox選手と比べて半分の近さです。
マウスの持ち方は手首支点のつまみ持ちです。椅子のアームレストは使わず、肘を浮かせています。
手首が少し時計周りに傾いていて、手のひらの小指側がマウスパッドに接触しています。また、左側のサイドボタンを親指ではなく人差し指で押しているのが印象的でした。
マウス感度は通常時もアイアンサイト使用時も振り向き13cmです。
キーボードを操作する左手はさらに宙ぶらりんに見えます。手のひらを机の角に付けて安定させているのだと思います。キーボードのチルトスタンドは使っていませんでした。
やや前傾姿勢です。
ちなみにSUMOMOXqX選手は取材&撮影中にPUBGをプレイしていたのですが、一発でドン勝!さすがです・・・。この日一番の大盛り上がりでした。
Ceros スタイル
Ceros選手はLoL(League of Legends)をプレイするチーム「DetonatioN FocusMe」のMidレーナーです。今回の調査にご協力頂いたプロゲーマーのなかでは最も精密にゲーミングデバイスの位置を決めていました。
マウスパッドは机の手前にぴったり配置しています。キーボードは机の手前から9cm、液晶モニターの高さ(机から液晶モニターの上辺まで)は49cm、液晶モニターの上辺から額までの距離は80cmです。
オフラインでのイベントや大会でも普段通りのプレイをするためにきっちり決めているそうです。ちなみに液晶モニターの縦幅を100とした時、上から25の位置に目の高さが来るように調整するそうです。
オフライン大会って普段プレイしている環境と違うので、どういうふうに折り合いを付けているのかずっと疑問だったのですが、こうやって精密に配置を決めることで解決しているのですね。(Ceros選手は定規を持っていくそうです)
腕はまっすぐ、すっと前に出す感じです。キーボードはテンキーレスの短いタイプを使用しています。しかしそれでもマウスがキーボードに近いわけですが、マウス感度を高くしているので問題ないそうです。
マウスの持ち方は手首視点のつまみ持ちです。手はほとんど動かさず、指で操作するスタイルです。
マウス感度は以下のとおりです。
- Windowsのマウス感度:MAX
- マウスのDPI:550
- LoL内のマウス感度:100
F12キーが液晶モニターのちょうど真ん中に来るように配置しています。キーボードのチルトスタンドは使っていません。
姿勢はまっすぐです。肘は右腕も左腕も浮かしています。
Paz スタイル
Ceros選手と同じく「DetonatioN FocusMe」所属のPaz選手です。Paz選手のスタイルは非常に特徴的で、「オフラインでもそのスタイルでやるんですか!?」と質問してしまったほどです。
液晶モニターの高さ(机から液晶モニターの上辺まで)は44cm、液晶モニターの上辺から額までの距離は50cmです。
マウスはまっすぐ持って、キーボードは斜めにしています。
マウスの持ち方はかぶせ持ちで、手首と肘の中間くらいが視点です。そしてアームレストは使っていません。
マウス感度は以下のとおりです。
- Windowsのマウス感度:5
- マウスのDPI:1650
- LoL内のマウス感度:45
キーボードを操作する左手は手首を机に付けつつ、アームレストも使っています。
そして最大の特徴である座り方です。右足は胡座をかくように折りたたんでいて、左足は膝を立てています。オフラインでも本当にこの座り方をしているそうです。
練習部屋
本題とはまったく関係ありませんが、練習部屋も少しだけ見学させて頂きました。他の部屋にはミーティング用のホワイトボードがあったりして、まさにプロゲーミングチームの居場所だと感じることができました。
G-Tuneがスポンサーになっているので使用しているゲーミングPCはG-Tune製でした。これはNEXTGEAR-MICROシリーズですね。
完コピするも良し!一部取り入れるも良し!
プロゲーマーが使っているデバイスを自分も使ってみたり、設定を真似したりする人は結構いると思います。しかしデバイスの配置や持ち方、姿勢等のスタイルまで真似する人はなかなかいないでしょう。
もしかしたら真似することでプレイが安定したり上達したりするかもしれません。自分のスタイルに疑問を持っていたら是非今回のデータを参考にしてみてください。
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