G-Tune P3 性能レビュー!13.3インチのモバイルゲーミングノートPC
Radeon RX Vega M GH グラフィックスの性能に驚き!
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ゲーミングノートPCのサイズといえば15.6インチか17.3インチの二択です。しかし稀に13.3インチが販売されることがあります。その一つが「G-Tune P3」です。
画面が小さくなるデメリットがある一方で、持ち運びやすさに優れているサイズです。どんな性能なのか検証してみたのでレビューしていきたいと思います。
G-Tune P3はこんな方におすすめ!
20万円以下のゲーミングノートPCが欲しい!
とにかく持ち運びやすさを重視したい!
そこそこの重さのゲームをプレイしたい!
G-Tune P3のスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 64bit | Core i7-8709G |
グラフィックボード | メモリ |
Radeon RX Vega M GH | 16GB(PC4-21300) |
ストレージ | チップセット |
512GB NVMe SSD | モバイル インテル HM175 チップセット |
光学ドライブ | 液晶 |
なし | 13.3インチ グレア液晶 1920×1080 |
一般的なゲーミングノートPCのパーツ構成とはまったく違います。最近だとCPUはCore i7-9750H、グラフィックボードはGeForce GTX1660TiやRTX2070が普通です。
でもG-Tune P3はCPUにCore i7-8709G、グラフィックスにRadeon RX Vega M GHが採用されています。このRadeon RX Vega M GHはグラフィックボードではなく、CPU内蔵グラフィックスです。
CPU内蔵グラフィックスといえばINTEL HDグラフィックスを思い出しますが、それよりも遥かに高性能です。エントリーモデルのグラフィックボードを上回る性能を持っているので、ゲーミングノートPCとして普通に使えます。
ストレージの速度
G-Tune P3に搭載されているSSDの速度を計測しました。
SSDの速度
SSDは「ADATA SX6000PNP」でシーケンシャルリードが2052MB/s、シーケンシャルライトが1340MB/sです。HDDは搭載されていなく、容量はギリギリな感じです。ただHDDを追加すると、G-Tune P3のメリットである軽量さが損なわれてしまうため、私なら1TB NVMe SSDに変更します。
G-Tune P3の外観
次にG-Tune P3の外観や接続端子のレビューをしていきます。
見た瞬間に「小型だ!」とすぐわかるサイズです。持ち運びやすさで選ぶなら本当におすすめです。
全体の寸法は幅307 x 215 x 19.9mmです。
唯一の不満点は液晶です。ノングレアではなくグレアなのでがっつり反射します。
キーボードは80キーでテンキーなしです。同時押しに制限があるのか、Fn + Alt + PrintScreenが効きませんでした。
キー配置は問題ありません。
キーボードバックライトは薄っすらと光るので派手さはありません。
電源ボタンです。ファンコントローラーやタッチパッドのON/OFFボタンはありません。
左側には電源端子、USB3.0、サウンド用ミニジャックがあります。
右側にはUSB3.1 Type-C、HDMI出力、USB3.0、セキュリティスロットがあります。
G-Tune P3の重さ
ノートPC本体の重量は1.676kgです。おそらくこれまでレビューしたゲーミングノートPCで最軽量です。13.3インチ + CPU内蔵グラフィックスというのが効いています。普通は2.0kg以上ですからとてつもなく軽いです。
ACアダプターとケーブルを含めると2.201kgです。
G-Tune P3の温度
3DMARK FireStrikeを動作させたところ、CPU(Core i7-8709G)の温度は平均68.9℃、最大89℃でした。とても高い温度のように見えますが、Core i7-9750Hより低く収まっています。
G-Tune P3のベンチマークスコア
G-Tune P3の性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
CINEBENCH R15 / R20
CINEBENCH R15 | CINEBENCH R20 | |
---|---|---|
マルチスレッド | 800 cb | 1971 cb |
シングルコア | 176 cb | 424 cb |
Core i7-8709Gの性能です。Core i7-9750Hよりシングルコアは8~10%、マルチスレッドは27~42%低いベンチマークスコアです。
FF14:漆黒のヴィランズ ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
8079 | 9074 | 13334 |
平均54fps | 平均98fps | 平均61fps |
「CPU内蔵グラフィックスだからどうせまともに使えないんでしょ」と思っていた自分が恥ずかしいです。めちゃくちゃ高性能じゃないですか!まさかFF14を最高画質でも遊べる性能だとは思いませんでした。うーん、本当に凄いですね・・・。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
599 | 2060 | 3624 |
一方でPSO2ベンチマークはとても低いスコアになってしまいました。これはRadeon RX Vega M GHではなくINTEL HDグラフィックスで動作していることが原因でしょう。どこかに設定があるはずなんですけど、それらしい項目は見当たりませんでした。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは16976でした。GTX1050Ti搭載ゲーミングノートPCに近いスコアが出ました。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
3088 | 2927 | 4491 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位90%」の評価でした。最新グラフィックボードを搭載したゲーミングノートPCには及ばないものの、比較的軽い3Dゲームなら問題なくプレイできます。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
8526 | 10368 | 11218 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位58%のパソコン」です。GeForce GTX1650搭載の「G-Tune P5」とほとんど同じベンチマークスコアです。いやはや驚きの連続です。
性能に割に高額なのは確かですが、軽量・小型という素晴らしいメリットを考えると妥当な価格です。持ち運びやすいゲーミングノートPCが欲しい人にG-Tune P3は最強におすすめです。
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