ドスパラのゲーミングノートPCはこれまでGTX1050、GTX1050Ti、GTX1060、GTX1070のグラフィックボードから選ぶ感じでした。そしてついにGTX1080搭載ゲーミングノートPCが発売されました。

しかし数量限定です。わずか50個しか販売されません。もちろん売れ行き次第で今後も継続するかもしれませんが、少なくとも今のところは早い者勝ちの状況です。今回はそんな「ガレリア GKF1080GF」をレビューしていきます。

ガレリア GKF1080GFはこんな方におすすめ！

最新ゲームもサクサクなゲーミングノートPCが欲しい！
CPUもしっかり高性能にしたい！
17インチは大きすぎるから15インチを選びたい！

ガレリア GKF1080GFのスペック

＊商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。

OS	CPU
Windows10 Home 64bit	Core i7-7700
グラフィックボード	メモリ
GeForce GTX1080 8GB	16GB PC4-19200
ストレージ	チップセット
256GB NVMe SSD + 1TB HDD	インテル Z270 チップセット
光学ドライブ	液晶
なし	15.6インチ フルHD 非光沢ワイド（1920×1080 / G-SYNC対応）

ガレリア GKF1080GFの価格と詳細はこちら

こ、これは凄いですね・・・。GTX1080を搭載している時点でハイスペックなのに、CPUをデスクトップで人気のCore i7-7700にしているのが素晴らしいです。

というのも最新ゲームってCPUが超重要です。下手するとグラフィックボード並にフレームレートに影響します。そんな時にノート用のCore i7-7700HQだと性能不足でfpsが出ないなんてことがあります。その点、Core i7-7700はド定番のCPUなので安心です。

また、15.6インチだとは予想外です。ゲーミングノートPCがハイスペックになるほど巨大になる傾向があります。高性能なパーツのほうが巨大ですし発熱します。だからGTX1070以上は普通17インチです。GTX1080搭載の15インチなんて初めて見ました。

ストレージの速度

SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。

SSDの速度

SSDは「Samsung SM961 MZVPW256HEGL-00000」でシーケンシャルリードが3288MB/s、シーケンシャルライトが1478MB/sです。 高速すぎて画面領域をはみ出しそうです。さすがは上位のNVMe SSDです。

HDDの速度

HDDは「HGST HTS541010A9E680」でシーケンシャルリードが110MB/s、シーケンシャルライトが110MB/sです。SSDの速度と見比べてみてください。SSDの重要性がよくわかるはずです。

ガレリア GKF1080GFの外観

次にガレリア GKF1080GFの外観や接続端子のレビューをしていきます。

GTX1050Ti搭載の「ガレリア GKF1050TGF」と見た目はまったく一緒です。

極めてシンプルです。ごてごてした装飾がないのがドスパラの特徴でもあります。

大きくすべきキーが大きくなっています。その分テンキーがやや小さめです。妥当な判断です。

左側にWindowsキーがないのだけ注意してください。頻繁に使うならツールでFnキーと入れ替えるのがおすすめです。

電源を入れるとしばらく青く光ります。

起動が完了すると色鮮やかになります。

物理ボタンは4つ。左からファンコントローラー、液晶のON/OFF、LEDバックライトのON/OFF、電源ボタンです。

液晶はG-SYNC対応です。G-SYNCはチラつきがなくなるので、ゲーム画面が見やすくなったり目が疲れにくかったりするメリットがあります。

左側にはKensingtonLock取付け口、マイク入力、スピーカー出力、ライン入力、ライン出力があります。

右側にはSDカードリーダー、USB3.0が3つあります。光学ドライブは取り付け不可能です。必要なら外付けを用意しましょう。

後ろ側にはLANポート、USB3.1 Type-C、HDMI出力、mini-DisplayPort出力、電源端子があります。この辺りの端子が後ろにまとまっているのは高評価です。

ガレリア GKF1080GFの重さ

本体だけの重量は3.086kgです。15インチゲーミングノートPCではかなり重いほうです。GTX1080搭載なので仕方がありません。

ACアダプターとケーブルを含めると4.489kgです。ハイエンドノートPCで5kgを越えていないのは超希少です。

ガレリア GKF1080GFのベンチマークスコア

ガレリア GKF1080GFの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。

FF14ベンチマーク

最高品質	高品質	標準品質
14418	14313	17523

FF14ベンチマークはノートPCとは思えないほど高いスコアです。GTX1060搭載ノートだったら10000前後です。

PSO2ベンチマーク

設定6（最高画質）	設定5（高画質）	設定3（標準画質）
37707	42248	60523

PSO2ベンチマークは50000を越えると思いきやいまいち伸びませんでした。相変わらずPSO2ベンチマークは謎です。

ドラクエ10ベンチマーク

ドラクエ10は20445です。

MHFベンチマーク

MHFベンチマークは27425でした。

3DMARK TimeSpy（DirectX12）

総合スコア	Graphics score	CPU score
6289	6630	4872

DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位28%」の評価でした。4KゲーミングPCに匹敵するほどのスコアです。VR Readyの2倍くらいの性能ですから、どんなに重いゲームだってサクサク動いてくれます。

3DMARK FireStrike（DirectX11）

総合スコア	Graphics score	Physics score
15687	19295	12819

3DMARK FireStrikeの評価では「上位13%のパソコン」です。デスクトップを含めてもハイエンドの領域です。Core i7-7700 + GTX1080のデスクトップ「ガレリア XG」が17217だったので、それよりやや低い性能です。排熱の関係もあるのでそこは仕方がありません。

とはいえゲーミングノートPCで素晴らしいゲーム環境を整えられるのはありがたいです。15インチだから持ち運びも可能です。重いゲームをノートPCでプレイしたいなら必ず選択肢に入ってくるモデルです。

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