Ryzen 7 1700搭載!ドスパラ ガレリア AV 性能レビュー
AMD CPU + GTX1070Tiのハイスペックデスクトップ!
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BTOゲーミングPCは「INTEL CPU + NVIDIA GeForce」の組み合わせばかりです。でも2017年にAMD Ryzenシリーズが登場し、INTEL vs AMDのCPUシェアが一気に変動しました。
ゲーミングPCにもRyzen CPUを搭載したものが増えてきています。今回は人気のRyzen 7 1700を搭載したハイスペックゲーミングPC「ガレリア AV」をレビューしていきます。
ガレリア AVはこんな方におすすめ!
コア数・スレッド数の多いCPUを選びたい!
予算20万円のゲーミングPCを探している!
INTELよりAMDのほうが好きだ!
ガレリア AVのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 Home 64bit | Ryzen 7 1700 |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1070Ti 8GB | 8GB PC4-21300 |
ストレージ | チップセット |
500GB SSD + 2TB HDD | AMD B350 チップセット |
光学ドライブ | 電源ユニット |
DVDスーパーマルチドライブ | DELTA 650W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
今はGTX1070Ti搭載ゲーミングPCが人気です。GTX1070Tiに組み合わせるCPUといえばCore i5-8400、Core i7-8700、Core i7-8700Kあたりが定番ですが、ITNEL CPUではなくAMD CPUという選択肢もあります。
2017年にAMDがRyzenシリーズを発売し、凄まじいまでの売上を叩き出しました。ガレリア AVに搭載されているのはRyzen 7 1700です。比較的価格が近いのはCore i7-8700Kを搭載した「ガレリア ZV」でしょう。
Ryzen 7 1700とCore i7-8700Kを比較すると以下のようになります。
Ryzen 7 1700 | Core i7-8700K | |
---|---|---|
コア数 | 8 | 6 |
スレッド数 | 16 | 12 |
ベースクロック | 3.0 GHz | 3.7 GHz |
最大クロック | 3.7 GHz | 4.7 GHz |
このようにコア数・スレッド数ではRyzen 7 1700のほうが多い一方で、クロック(動作周波数)ではCore i7-8700Kに軍配が上がります。つまりマルチコアやマルチスレッドを最大限活用するような用途ならRyzen 7 1700のほうが向いていて、動作周波数を重視する用途ならCore i7-8700Kのほうがいいです。ちなみにゲーム用途ならCore i7-8700Kのほうが明らかにベンチマークスコアもフレームレートも上回ります。
ストレージの速度
SSDとHDDの速度をCrystalDiskMarkで計測しました。
SSDの速度
SSDは「Crucial MX300シリーズ」でシーケンシャルリードが505MB/s、シーケンシャルライトが492MB/sです。ランダムアクセスの4KiB Q32T1の速度が妙に遅いのが気になります。
HDDの速度
HDDは「東芝 DT01ACA200」でシーケンシャルリードが203MB/s、シーケンシャルライトが203MB/sです。
ガレリア AVの外観
次にガレリア AVの外観や接続端子のレビューをしていきます。
CPUやチップセットがAMD製になってもPCケースは他と同じです。
正面のインターフェイスも変わりません。USB3.0が2つ、SDカードリーダー、マイク入力、スピーカー出力、リセットボタン、電源ボタンがあります。
正面上部にはDVDスーパーマルチドライブがあり、右上にはRyzen 7とGeForce GTXのシールが張られています。
よく見ると奥側にだけケースファンが付いています。これまでレビューした経験では、この位置にケースファンがあったほうがCPUの温度を低く保ってくれます。
左側です。
マザーボードはASRock AB350 Pro4です。ドスパラのゲーミングPCにはASRock製のマザーボードが搭載されていることが多いようです。
Ryzen 7 1700のCPUクーラーはAMD純正品です。ちなみにこのスペックなら8GB x 2のメモリ16GBにしたほうが使い勝手が良いと思います。16GBにするとちょうど20万円くらいになります。
グラフィックボードは「GeForce GTX 1070 Ti Dual」です。
拡張スロットはPCI Express x4、PCI Express x1が2つ空いています。
右側です。
背面です。
マザーボードのバックパネルにはPS2、USB2.0が2つ、USB3.0が4つ、USB3.1、USB3.1 Type-C、LANポート、マイク入力、ライン入力、ライン出力があります。私ならUSB2.0端子はマウスとキーボード用に使います。
GTX1070Tiの映像出力端子はDVI-D、HDMI、DisplayPortが3つです。
ガレリア AVの温度
ベンチマークソフト動作中に各パーツの温度を計測しました。CPU(Ryzen 7 1700)は最大56℃、HDDは最大35℃、SSDは最大38℃、GTX1070Tiは最大83℃まで上昇しました。
CPUの温度が驚くほど低いです。Core i7-8700Kなら80℃を越えることもあります。それが最大56℃ですから非常に優秀です。
ガレリア AVのベンチマークスコア
ガレリア AVの性能をベンチマークソフトで評価しました。解像度はどれも1920×1080です。
FF14ベンチマーク
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
11323 | 11678 | 12662 |
FF14ベンチマークは10000を越えたのでまずまずの性能でしょう。ただ標準品質の設定でもほとんどスコアが上がっていないのは気になります。「ガレリア ZV」なら18000を越えています。明らかにCPUの影響ですね。
PSO2ベンチマーク
設定6(最高画質) | 設定5(高画質) | 設定3(標準画質) |
---|---|---|
23527 | 29130 | 43616 |
PSO2ベンチマークも妙に低いスコアになってしまいました。Core i7-8700 + GTX1060 6GBでも設定6なら40000を越えます。
ドラクエ10ベンチマーク
ドラクエ10は14520です。18000を下回るスコアは久々に見ました。
MHFベンチマーク
MHFベンチマークは45318でした。MHFベンチマークは逆に高いスコアになりました。GTX1080並のスコアです。やはり相性があるようです。
3DMARK TimeSpy(DirectX12)
総合スコア | Graphics score | CPU score |
---|---|---|
6531 | 6603 | 6152 |
DirectX12用ベンチマークのTimeSpyでは「上位30%」の評価でした。3DMARK系のベンチマークは相性とか関係なく公平に性能を検証できて良いですね。上位30%なら十分ハイスペックの領域です。
3DMARK FireStrike(DirectX11)
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
15430 | 19630 | 15831 |
3DMARK FireStrikeの評価では「上位14%のパソコン」です。GTX1070Tiは本当に優秀ですね。今一番おすすめしたいグラフィックボードです。あとはCPUやメモリを選ぶだけです。
Ryzenは特にクリエイター用途に強く、動画編集をする人にはおすすめです。ゲームだけでなく色々な使い方をしたい人はガレリア AVを候補に入れるのがいいでしょう。
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