Ryzen 7 1700搭載!G-Tune NEXTGEAR-MICRO am540SA1 性能レビュー
Ryzen CPUとゲームの相性を探る!
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BTOメーカーから続々とRyzen搭載ゲーミングPCが発売されています。ここまでAMD CPUを搭載したゲーミングPCが豊富になったのは初めてではないでしょうか。それだけ話題性があり、性能・コスパが良いのでしょう。
今回はRyzen 7 1700とGTX1060 3GBを搭載したG-TuneのミドルスペックゲーミングPCをレビューしていきます。いつものようにグラフィック性能を紹介しつつ、CPU性能のベンチマークも計測してみます。
NEXTGEAR-MICRO am540SA1はこんな方におすすめ!
マルチコア・マルチスレッドを活用したい!
コスパ抜群のゲーミングPCが欲しい!
AMD RyzenシリーズのCPUが気になる!
NEXTGEAR-MICRO am540SA1のスペック
*この記事のパソコンはレンタル品です。商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows10 64bit | AMD Ryzen 7 1700 |
グラフィックボード | メモリ |
GeForce GTX1060 3GB | 8GB PC4-19200 |
ストレージ | チップセット |
240GB SSD + 2TB HDD | AMD B350 チップセット |
光学ドライブ | 電源ユニット |
なし | 500W(80PLUS SILVER) |
GTX1060、メモリ8GB、SSD + HDDというパーツ構成は典型的なミドルスペックゲーミングPCです。G-Tuneに限らずどのBTOメーカーでもこのパーツ構成が大人気です。
しかしCore i5-7500やCore i7-7700ではなくRyen 7 1700を搭載しているのがNEXTGEAR-MICRO am540SA1の最大の特徴です。Core i5-7500は4コア・4スレッド、Core i7-7700は4コア・8スレッドです。そしてRyen 7 1700は8コア・16スレッドとなっており、コア数・スレッド数だけを見ればCore i7-6900Kと同等になっています。
Core i7-6900KといえばハイエンドクラスのCPUです。だからRyen 7 1700を搭載したNEXTGEAR-MICRO am540SA1はさぞかし高額なのだろうと思いきや、他社BTOメーカーのCore i7-7700 + GTX1060とほとんど変わらない価格です。つまりCPUが高性能でありながらコスパ抜群のデスクトップというわけです。
ストレージの速度
240GB SSDと2TB HDDというストレージ構成です。CrystalDiskMarkで速度を計測してみました。
SSDの速度
SSDは「ADATA ASP550SS7-240GM」で、シーケンシャルリードは557MB/s、シーケンシャルライトは365MB/sです。シーケンシャルリードが高速なので普段使いはサクサクです。
HDDの速度
HDDは「SEAGATE ST2000DM006」で、シーケンシャルリードは213MB/s、シーケンシャルライトは208MB/sです。
NEXTGEAR-MICRO am540SA1の外観
次にNEXTGEAR-MICRO am540SA1の外観や接続端子のレビューをしていきます。
NEXTGEAR-MICROシリーズはフロントファンが2つ搭載されています。多くのデスクトップゲーミングPCはフロントファンが1つだけなので、冷却性を重視していることがわかります。実際、NEXTGEARシリーズよりもパーツの温度が低くなる傾向があります。
正面にはマイク入力、スピーカー出力、USB2.0が2つ、USB3.0、電源ボタン、リセットボタンがあります。床置きでも机置きでも使いやすい場所に配置されています。
RYZEN 7のシールが貼ってあります。いつもはINTEL COREのシールが貼っているので新鮮な気分です。
トップケースファンもあります。これは排気用です。
左側は大きなメッシュになっていますがケースファンは搭載されていません。
内部を見てみましょう。下部のフロントファンはストレージを冷やす役割だったんですね。
Ryzen 7 1700のCPUクーラーはAMD純正です。メモリは8GB x 1のシングルチャネルです。また、CPUの下にM.2スロットがあります。
グラフィックボードはGTX1060 3GB Founders Editionです。G-TuneにはGTX1060 6GB搭載モデルはありません。
グラフィックボードと電源ユニットの間に拡張スロットがあるのですが、グラフィックボードが近すぎるのとケーブルが邪魔になっているため使えないと思います。
電源を入れるとCPUファンが光ります。写真だとオレンジっぽくなっていますが、実際はもっと赤っぽい色合いです。
左側です。
背面です。CPUの近くに排気のリアファンがあります。
マザーボードのバックパネルにはPS2が2つ、USB3.0が2つ、USB3.1が2つ、LANポート、マイク入力、ラインイン、ラインアウトがあります。この価格帯で高速なUSB3.1端子が2つもあるって凄いです。
GTX1060 3GBの映像出力端子はDVI、HDMI、DisplayPortが3つです。
NEXTGEAR-MICRO am540SA1のベンチマークスコア
CPU性能とグラフィック性能をベンチマークソフトで計測しました。
CINEBENCH R15
CINEBENCHはOpenGL用ベンチマークソフトというイメージが強いですが、最近はCPU性能の計測に使われることが多くなっています。Ryzen 7 1700のCPUスコアは1381cbとなりました。
Core i7-7700だと873cb、Core i7-7700Kだと965cbだったので、Ryzen 7 1700は非常に優秀なCPUだと証明されました。ただしゲームとの相性もあるので注意が必要です。
FF14
最高品質 | 高品質 | 標準品質 |
---|---|---|
9365 | 10276 | 12609 |
FF14ベンチマークはすべての設定で「非常に快適」の評価でした。Core i5-7500搭載の「NEXTGEAR-MICRO im570SA2-GPB」は最高品質設定で10633だったので、Ryzen 7 1700とFF14の相性は少し悪いかもしれません。
PSO2
PSO2ベンチマークは何度やっても落ちるので諦めました。
ドラクエ10
ドラクエ10は16368でした。GTX1060なら18000は越えて欲しいところです。
MHF
MHFは28109です。一転してMHFとの相性は抜群です。GTX1060 3GBなら24000くらいなので17%もスコアアップしています。このようにゲームによる相性が見受けられます。あなたがプレイしようとしているゲームと相性がどうなのかを調べるのは相当難しいと思います。ただ、酷いことにはならないはずです。
3DMARK TimeSpy
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
3982 | 3755 | 6066 |
TimeSpyはDirectX12の最新ゲーム用ベンチマークソフトです。上位56%となかなかの評価です。CPU Scoreが総合スコアを押し上げてくれました。最新ゲームはCPU性能が重要なことが多いので、Ryzen 7シリーズを選ぶのもいいと思います。
3DMARK FireStrike
総合スコア | Graphics score | Physics score |
---|---|---|
10690 | 12120 | 16534 |
3DMARKの評価では「上位25%のパソコン」です。TimeSpyと同様にCPUが良い影響を与えています。この性能ならほぼすべてのPCゲームをサクサク動かせます。
また、動画編集やエンコードのようにCPUを酷使する用途には大活躍してくれるので、CPU性能を重視したい人におすすめです。
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