G-Tune MASTERPIECE a1500BA2 性能レビュー
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ゲームPC用グラフィックボードといえばNVIDIA GeForce GTXシリーズをイメージする方がほとんどではないでしょうか。確かにBTOメーカーのゲームPCを見ると、9割以上はGeForceです。
しかしAMD Radeonのことも忘れてはいけません。Radeonは自作PCに対して思い入れがある方に人気のグラフィックボードです。今回はゲームPCバンク初のRadeon搭載ゲームPCをレビューしていきます。
MASTERPIECE a1500BA2はこんな方におすすめ!
超ハイスペックなデスクトップが欲しい!
FF14など重い3Dオンラインゲームを最高画質でプレイしたい!
GeForceよりもRadeonが好きだ!
MASTERPIECE a1500BA2のスペック
OS | CPU |
---|---|
Windows8 64bit | AMD FX-9590(8コア/4.70GHz) |
グラフィックボード | メモリ |
Radeon HD8990 6GB | 16GB PC3-14900 |
HDD | チップセット |
256GB SSD + 3TB HDD | AMD 990FX |
光学ドライブ | 電源 |
ブルーレイディスクドライブ | 1200W |
*2013/11/11の時点でのパーツ構成です。時期により変更する可能性があります。
CPU、グラフィックボード、マザーボードのすべてがAMD製です。別々のメーカーのパーツを使うよりも絶対に相性が良いですから、このチョイスはナイスですね。CPUは8コアもあります。ゲームPCで人気のCore i7-4770が4コアですから、FX-9590の高性能さが光ります。
グラフィックボードのHD8990はビデオメモリが6GBです。NVIDIAのシングルコア最強のGeForce GTX TITANも6GBなので、同等の性能を持つと考えられます。
スペック表には記載していませんが、水冷CPU搭載です。エアフローよりも冷却効果が高く、ハイスペックなゲームPCを買う人の多くが水冷CPUを選んでいます。
気になるのが電源ですね。1200Wもあります。ミドルスペックだと700Wくらいなので、相当電源を消費するのだと思います。ハイスペックゲームPCの宿命なのかもしれませんが、電力消費が多そうです。
MASTERPIECE a1500BA2の外観
次にMASTERPIECE a1500BA2の外観や接続端子のレビューをしていきます。
MASTERPIECEシリーズはG-Tuneの中で一番大きなデスクトップです。実際に見てみるとサイズが大きいことを実感しました。また持ってみるとズッシリとした重さを感じました。重量は約16.5kgもあります。ただ、重量は特に気になるポイントではありませんね。置き場所に困らなければ問題ありません。
全面はすっきりとしたデザインです。下部にメッシュ構造の通気口があり、インターフェイスは上に固まっています。これまでのレビューで何度か書いていますが、私はインターフェイスが上部にあるゲームPCが好きです。なぜなら各接続端子や電源ボタンに手が届きやすいですし、ケーブルが短くても対応できるからです。
マルチカードリーダー、USB3.0が2個、USB2.0が2個、サウンド端子が用意されています。そして嬉しいのがDVDではなくブルーレイドライブという点です。最近はDVDよりもブルーレイのほうが人気ですから、映像鑑賞にも適したデスクトップです。ちなみにブルーレイの書き込みにも対応しています。
右側はほとんど閉じています。やや前面側に通気口があるだけです。
左側は逆に大きく通気口が開いています。G-Tuneはエアフローへのこだわりが強いので、この構造が一番冷却効果が高いのだと思います。地味に横長のメッシュ構造になっているのがいいですね。ホコリが入りにくい形です。
背面はぱっと見普通ですが、電源を入れてみると背面上部のファンが激しく回転していました。人によっては音が気になるかもしれません。静音性を重視する方はカスタマイズで静音ファンに変更することをおすすめします。
Radeon HD8990のインターフェイスはDVI-Iが1個、miniDisplayPortが4個です。最近の液晶モニタはHDMIかDVI接続が一般的ですから、デュアルモニタの場合は注意が必要です。
マザーボードの接続端子はUSB3.0が2個、USB2.0が6個、サウンド関連、PS2が2個、LANポートなどひと通り揃っています。特にUSB端子が充実しているのがいいですね。背面だけで8個もありますから、足りなくなることはありません。PS2も2個付いているので、PS2接続のゲーミングマウスやゲーミングキーボードを持っていても大丈夫です。
MASTERPIECE a1500BA2のベンチマークスコア
Windowsによる評価を見てみましょう。すべてのスコアが8.1で揃っています。これは信じられないほどスゴイことです。普通ならどこかのパーツが足を引っ張って、スコアがバラバラになります。
しかしすべてのスコアが揃っているということは、パーツ性能のバランスが完璧だということを意味しています。AMDのパーツだけを使っているメリットがよくわかります。
最後にMASTERPIECE a1500BA2の性能がいかほどか、ベンチマークスコアをご紹介します。今回使ったベンチマークソフトはFF14、PSO2、モンスターハンターフロンティアオンライン、ドラクエ10、3DMARKです。それぞれ1920×1080の最高画質設定で計測しました。
FF14は8803というスコアでした。最高画質でも最高評価「非常に快適」を獲得するあたり、さすがはAMDの最高峰を詰め込んだデスクトップゲームPCですね。
PSO2は39312でした。50000以上いくかと思っていましたが、それほど伸びませんでした。でも約40000ですから、PSO2をどんな設定にしてもヌルヌル動かせることがわかりました。
注目したいのは3DMARKです。94%のパソコンよりも性能が上だという評価を獲得しています。つまり上位6%に入るハイスペックPCなのです。世界中で利用されている3DMARKからの高い評価は参考になりますね。
まとめると、どんなオンラインゲームでも安定したパフォーマンスを発揮してくれるゲームPCです。SSDが搭載されているおかげで、レビューしている最中も軽快に動作してくれました。AMDがまだまだNVIDIAに負けていないとよくわかりました。
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