日本国内でもeSportsが徐々に活性化してきています。「世界に比べて5年遅れている」なんて言う人もいますが、私は15年は遅れていると思っています。この遅れを取り戻すためには日本国内の企業が本腰を入れる必要があるとずっと思ってきました。

そしてついにBTOメーカー大手のドスパラが賞金総額500万円の大会を開催すると発表しました。ドスパラは日本eスポーツ選手権大会の特別協賛にはなっていましたが、大会自体を開催する立場ではなかったので、今回の発表を見て「あぁ、本気でeSportsを発展させようとしているんだな」と実感しました。

そんなわけでドスパラが開催する「GALLERIA GAMEMASTER CUP」のプレス向け発表会に行ってきたので、その模様を簡単にご紹介します。

GALLERIA GAMEMASTER CUPとは

「GALLERIA GAMEMASTER CUP」という大会名称とドスパラがどう繋がるのかわからない人のために解説すると、ドスパラのゲーミングPCブランドがGALLERIAです。GALLERIAシリーズのなかで40種類以上の動作サポートタイトルや24時間サポート等をしているのがGALLERIA GAMEMASTERシリーズです。

GALLERIA GAMEMASTER CUPはeSportsを楽しむ場を提供し、コミュニティを活性化させるのが目的です。大会の公式ロゴにも「最も楽しんだ奴が、勝者だ。」と記載されています。

GALLERIA GAMEMASTER CUPの概要

GALLERIA GAMEMASTER CUPには「チャレンジ部門」と「エントリー部門」があります。第1回のチャレンジ部門はCS:GOが選出され、日本大会で優勝するとアジア大会「eXTREMESLAND ZOWIE ASIA CS:GO 2017」に参加できます。

一方でエントリー部門に選ばれたのはWorld of Tanksとフィギュアヘッズです。こちらは国内だけで完結する大会です。

競技タイトルと開催日程

タイトル	エントリー終了日	オンライン予選	決勝大会
World of Tanks	2017/8/6	2017/8/12～13	2017/9/16～17
フィギュアヘッズ	2017/8/13	2017/8/19～20	2017/9/16～17
CS:GO	2017/8/20	2017/8/26～27	2017/9/16～17

eXTREMESLAND ZOWIE ASIA CS:GO 2017は2017年10月19～20日に上海にて開催される予定です。

賞金

タイトル	優勝	準優勝	同率3位（2チーム）	MVP賞
World of Tanks	100万円	30万円		10万円
フィギュアヘッズ	100万円	30万円		10万円
CS:GO	150万円	30万円	各15万円	10万円

eXTREMESLAND ZOWIE ASIA CS:GO 2017の賞金は、優勝 $40,000、準優勝 $20,000、3～4位 $8,000、5～8位 $4,000、9～16位 $1,000です。

今後も発展していくことに期待

ドスパラの方の発表だけでなく協賛社であるINTELやNVIDIA Japanの方も登壇されていました。NVIDIA JapanからはCSプレイヤーとして名を馳せたNoppoこと谷口氏が。

Noppo氏はNVIDIA Japanにいたんですね。私の中ではスウェーデンに留学したところまでの情報しか知りませんでした。Noppo氏は、日本国内にも力をつけて世界に挑戦したがっている選手が増えている。スタープレイヤー、スターチームの登場に期待している、と語っていました。

GALLERIA GAMEMASTER CUPの開催は素直に嬉しいです。でもここからさらに発展して、国内大会の優勝者が大きな世界大会に出場できるような規模に育って欲しいと願っています。まずは第1回の動向に注目したいと思います。

GALLERIA GAMEMASTER CUP公式サイト