Wi-Fiを高速化&安定化させる4つの方法
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Wifiの使用者は年々増えていて、PCゲーマーの中でも珍しくなくなりましたよね。
有線LANよりも取り回しが良く、見かけもすっきりするため人気があるようです。実際、線が邪魔にならないので配置も楽ですから。
しかし、有線LANに比べるとどうしても「実質的な速度」や「安定性」が落ちる傾向にあります。そこでWifiの高速化&安定化対策をまとめてみました。
Wifi高速化&安定化の方法
そのため、ここでは「光回線などの固定回線を契約しており、家の中から各部屋にWifiを飛ばす」ケースを想定して解説します。
1. ストリーム数の多いルーターを選ぶ
ストリームとは、Wifiの電波を飛ばす際の「ルート」「流れ」のようなものです。
一般的にはアンテナの数に比例してストリームが増えていき、ストリームが多いほど同時に通信できる機器の数が多くなります。
一般的なWifiルーターのストリーム数は2~4本で、大抵の場合はこれで問題ありません。ちなみにストリーム数と最大転送速度の関係は以下のようになります。
5GHz帯 | 2.4GHz帯 | |
1ストリーム | 433Mbps | 150Mbps |
2ストリーム | 866Mbps | 300Mbps |
3ストリーム | 1300Mbps | 450Mbps |
4ストリーム | 1733Mbps | 600Mbps |
このようにストリーム数がふえるごとに最大転送速度はあがっていきます。複数のストリームを持つルーターは、通信する機器が少ないとき、ストリームを束ねて高速化する機能をもつことがあるため、速度面で有利です。
2. Wifi5かWifi6の適合品を購入する
Wifiの規格は年々進歩しており、現在は「Wifi6」が最新です。Wifi6の最大速度は9600Mbps。ひとつ下のWifi5は6900Mbpsです。
Wifiで高速に通信するためには、Wifi5か6に適合したルーターを購入するようにしましょう。ちなみに、Wifi5は「IEEE802.11(ac)」、Wifi6は「IEEE802.11(ax)」と表記されることもあります。
それまで主流だったWifi4は、「IEEE802.11(n)」で最大速度は600Mbpsなので、やはりWifi5以上がいいですね。
3. LANケーブルはカテゴリ5e以上を選択する
自宅までは固定回線で、家の中はWifiというネットワーク構成の場合、固定回線部分のLANケーブルにも気を使いたいところです。
具体的には、壁の挿しこみ口とWifiルーターを結ぶLANケーブルを、「カテゴリ5e」「カテゴリ6」「カテゴリ6A」のいずれかにします。
カテゴリ5eは最大速度1Gbps、6も同じく1Gbps、6Aは10Gbpsですので、この3つのうちいずれかであれば問題ないでしょう。
現在はカテゴリ7も出ていますが、個人的にカテゴリ7までは不要だと思います。
4. ルーターを高めの場所に設置する
家の中のすべての領域でWifiを安定して使いたいのであれば、できるだけ「上の階」の「高めの場所(棚の上など)」に設置するようにしましょう。
一般的にWifiの電波は上から下に拡がりやすいため、できるだけ高い場所に置いたほうが全体をカバーしやすくなります。
また、アルミやガラス、コンクリートなどの障害物で電波が遮断される傾向にあるため、こうした障害物を避けるように設置するのも安定化のためには大切なことです。
Wifiの高速化+安定化は複数の方法を併せて試す
Wifiは「1つの方法を試したからといって高速・安定化はしない」ということを覚えておいてください。
一般的に通信速度は複数の要素で変化するため、2~3つの対策を複合的に試してみることをおすすめします。
また、家でWifiを使用する場合であっても、回線契約自体は固定の光回線などで行うほうが安定しやすいです。
「家の中には固定回線が届いておらず、Wifiルーターだけを設置して通信するタイプであれば、まずは光回線など固定回線契約を検討してみてください。