GeForce RTXシリーズを買うときに意識すべきライン
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レイトレーシングやDLSSの有効性がだんだんと広まってきて、RTXを買う人が増えてきましたよね。
私もついにメインPCにRTXシリーズを導入すべきときが来たかと感じています。ただし、RTXシリーズはやはり高いです。
また、昨今はGPU価格の変動が激しくなかなか買い時がつかみづらいという事情もあります。ただし、RTXシリーズには「狙うならここ」という鉄板のラインがあります。
狙うべきは末尾「60」と「60Ti」の2つ
結論から言うと、どのグレードを買うべきか迷ったときに狙うべきラインは末尾「60」と「60Ti」の2つです。
2022年6月時点で言うとRTX3060かRTX3060Tiかということになりますね。では、なぜこのラインが重要なのでしょうか。
それは「コスパを取るか絶対性能をとるかの分岐点」だからです。GPUに詳しい人ならわかるかと思いますが、3060と3060Tiは名称が似ているだけでまったくの別物です。
RTX3060はミドルレンジの王道、一方のRTX3060Tiはハイエンド領域の製品だからです。もう少し具体的に言うと、RTX3060はRTX2060Super相当でRTX3060TiはRTX2080Super相当になります。
同じ末尾60のシリーズでありながら、実質的には2ランク以上の差があるというわけですね。
この性能差を表すように価格も全く違います。RTX3060は5万円弱、RTX3060Tiは75000円程度で価格差は1.5倍。
nvidiaのGPUは、GTXの時代からミドルレンジクラス、特に末尾50や60にこのような差を設けることが通例でした。
例えばGTX1650とGTX1650Superは同じ1650シリーズでありながら性能には大差があります。1650Superは、ほぼ1660と同じ性能であり、実際はミドルレンジクラスのGPUなのです。
末尾「Ti」と無印は発売時期がずれることがネック
一般的に末尾Tiなモデルは、同ランクの製品よりも性能が高く、コスパに優れているという特徴があります。
しかし「Ti」が付くモデルは無印版と発売時期がずれるため、比較しにくいのが難点です。
今回の場合であれば、RTX3060Tiの発売が2020年の12月、3060の発売が2021年の2月でした。わずか三か月なのですが、最近のGPUは正式に発売されるまで性能がはっきりしません。
なので、無印・Tiの両方が揃った段階で比較するようにしています。
今後も末尾60のラインが最もアツイ
RTX2000シリーズの時代から末尾60のラインは非常にコスパが良いグレードでしたが、3000シリーズになってさらに加速していると思います。
GTXの時代は末尾50Tiが非常に優秀でしたが、その流れを汲んでいるのがRTXの末尾60だと感じていますね。このあたりは名機が生まれやすいラインです。
価格的にも5万円近辺に設定されることが多く、性能も4Kさえ回避すればまったく問題ないレベル。RTX3060に限って言えば、WQHDまでほとんどのゲームで不満を感じないでしょう。
もし4K環境でプレイしたいとなれば3060Tiを狙えばよいわけで、おそらくPCゲーマーの8割以上がこの2つのGPUで満足すると考えています。
もうすぐRTX4000シリーズが本格発表になりますが、今後も「末尾60or60Ti」のラインは要注目です。ぜひ参考にしてみてください。