性能を変えずにコストを下げる!ゲーミングPCの節約方法
投稿日:
更新日:
※当ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
ストレスなく3Dゲームを遊べるゲーミングPCは欲しいが、予算が足りない…。という悩みは、ゲーマーの宿命ともいえるもの。
一般的にゲーミングPCの性能は価格に比例しますが、ちょっとした工夫と選別の組み合わせで「価格性能比=コスパ」を上げることができます。
今回は私の経験をもとに、ゲーミングPCの価格を抑える方法を紹介しますね。
意外と多いゲーミングPCの節約ポイント
基本的にゲーミングPCのパーツはどれも大切なのですが、予算の都合がどうしてもつかない場合、節約できるポイントがあります。
具体的には、性能に直接関係しない以下のパーツです。
- PCケース
- 電源ユニット
- CPUクーラー、ヒートシンク系
- 光学ドライブ
補足しておくと、電源やヒートシンクについては、間接的に性能に影響するものの、一定の基準を満たせばリテール品や格安品で十分ですね。
ということで、ひとつひとつ見ていきましょう。
PCケースは最廉価盤でとりあえずしのぐ
PCケースは、本当に良いものを購入すると10年近く使えてしまいます。また、見た目や機能性にこだわりがある方は高額なモデルを選んでしまいがちです。
しかし、必要十分な性能をもったケースは4000円程度で入手でき、なおかつ性能にはほぼ影響がありません。したがって、予算が足りない場合はとりあえず安いモデルでつないでおいて、あとから交換するという方法がとれます。
個人的なおすすめはサーマルテイクのVersa H17ですね。4000円未満で購入できるmicroATXサイズのケースとしては、拡張性や静粛性でとても優れています。
いわゆる「窒息ケース」気味なのが唯一の弱点ですが、私が過去に使用したときは問題なく冷えていました。ハイエンド構成で冷却能力がかなり必要、という場合でなければ十分だと思います。
電源ユニットは「80PLUS無印」でも品質は十分
次に電源ユニットです。電源ユニットは、欲を言えば「80PLUS認証Gold」クラスが欲しいところですが、80PLUS認証の電源は年々品質があがっていて、無理にGoldクラスを買う必要はありません。
一番下のグレードである「無印(STANDARD)」でも普通にゲームをする分には全く困らないのです。負荷をかけたときの変換効率がGoldよりも落ちますが、それも1割程度。
電気代に多少影響があるかもしれませんが、OC状態で高負荷を何時間も続けるという使い方でなければプレイには特に何の影響もありません。
ちなみに、同じメーカーが出している電源の場合、GoldとSTANDARDの間には4000~5000円程度の価格差があるので、この分だけ予算を圧縮できますね。
CPUクーラー、ヒートシンク系
最近はリテール品のCPUクーラーの品質も上がっているので、CPUクーラーは付属のもので全く問題ありません。フルロード(使用率100%)であっても、短時間ならばしっかり性能を維持できます。
特に近年のIntel製CPUは、標準機能としてOCを採用しており、これに耐えうるだけのCPUクーラーを設計していると推測されます。なので、低~中負荷状態での冷却能力は、社外品とほとんど差がありません。
ただし、静粛性やケース内のエアフローにこだわる場合は交換すべきでしょう。
また、ヒートシンク系もよほど高負荷状態が続かないかぎりは、ほとんど不要です。メモリーヒートシンクやチップセットヒートシンクは、ハイレベルなOCerのためのパーツであり、普通のゲーマーには必要ないですね。
しかし、M.2 SSDだけは簡単なもので良いので装着しておきたいところ。
光学ドライブは永遠にいらないかも?
DVDやブルーレイといった光学ドライブ系は、今やほとんど使うことがなくなりました。OSのインストールもデータの読み書きもすべてUSBの時代ですからね。
「何となく無いと不安」という方は、思い切って外してしまいましょう。これだけで4000円程度の節約になります。
優先度が高いパーツに集中投資
これらのポイントで節約を心がけることで、だいたい2万円強はコストが圧縮できるかと思います。
その2万円をCPUとGPU、マザーボード、メモリなどに投資していけばコスパはどんどんあがるはずです。ぜひ試してみてください。