ドスパラ ガレリア-A JA 性能レビュー
AMD Radeon R7 グラフィックスの激安デスクトップ!
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INTEL CPUにインテルHDグラフィックスが搭載されてるように、AMD CPUにはRadeon R7グラフィックスというものがあります。CPU内蔵のグラフィック機能のため、グラフィックボードに比べると遥かに低性能ですが、軽いゲームならプレイできるらしいです。
では実際にどれくらいの重さのゲームなら快適にプレイできるのでしょうか。今回はRadeon R7グラフィックスを搭載したガレリア-A JAをレビューしていきます。
ガレリア-A JAはこんな方におすすめ!
とにかく安いデスクトップが欲しい!
ブラウザゲームをプレイしたい!
解像度や画質は一切気にしないから3Dゲームをプレイしたい!
ガレリア-A JAのスペック
*商品構成や使用されているVGAの仕様など、変更になる場合があります。詳細はメーカーページをご確認ください。
OS | CPU |
---|---|
Windows8.1/10 64bit | AMD A10-7860K(定格3.60GHz) |
グラフィックボード | メモリ |
Radeon R7 グラフィックス (CPU内蔵) | 8GB(PC3-12800) |
HDD | チップセット |
1TB HDD | AMD A78 チップセット |
光学ドライブ | 電源 |
DVDスーパーマルチドライブ | 300W SFX 静音電源 |
5万円台のデスクトップなので高性能ではありません。グラフィックボードが搭載されていなく、ゲーミングPCとしてはエントリーモデルにも達していない性能です。でも「ガレリア」の名を冠しているモデルなんですよね、これ。ということはドスパラはこれをゲーミングPCとして売り出しているわけです。
そもそもゲーミングPCとは何か?を考えた場合、3つの候補があります。
1.PCゲームが快適にプレイできるパソコン
2.ゲーム用グラフィックボードを搭載しているパソコン
3.パソコンメーカーがゲーミングPCとして売り出しているパソコン
1は定義が曖昧です。極端な話ブラウザゲームならWindowsタブレットでもプレイできます。私の感覚だと2がゲーミングPCの定義に一番近いと思います。多くのオンラインゲームをプレイするためには、今のところゲーム用グラフィックボード(GeForce GTXシリーズ等)が欠かせません。
で、現実に即しているのがおそらく3です。ゲーミングPCという言葉はBTOメーカーが流行させたようなものですし、PCゲームの重さも様々なことから、結局BTOメーカーがゲーミングPCだと言えばゲーミングPCになってしまうのかもしれません。
ただ、やはり私は最低でもドラクエ10くらいの重さの3Dオンラインゲームを1920×1080の解像度で60fps出せる性能を持っているパソコンがゲーミングPCだと考えています。
ガレリア-A JAの外観
次にガレリア-A JAの外観や接続端子のレビューをしていきます。
とても小さな本体です。ドスパラの「オリジナル KTSケース ブラック」のレビューは初めてのはずです。ガレリア STよりは大きいですが、ガレリア XTよりは遥かに小型です。しかも縦置きだけでなく横置きも可能です。置き場所に困らないデスクトップはいいですね。
正面の左上にDVDドライブがあります。
そのすぐ右側にはSDカードリーダー、USB3.0が2個、マイク入力、ヘッドホン出力、リセットボタン、電源ボタンがあります。「GALLERIA」のロゴは取り外し可能で、横置きする場合は90度曲げて装着できます。
上部は塞がっています。左側を開ける際は、この切れ目からガバッと取り外します。
左側には吸気口があります。ちょうどCPUの辺りですね。
開けてみました。これまでレビューしてきたデスクトップの中で一番開けるのに苦労したかもしれません・・・。コツと力が必要でした。右上がDVDドライブ、左上がCPU、右下がHDD、左下が電源ユニットです。
拡張スロットの空きはPCI Express x16が1つ、PCI Express x1が1つ、PCIが1つです。グラフィックボードを取り付けることも一応可能です。ただし電源容量が300Wしかなく、さらに物理干渉する危険性があるため、カスタマイズは慎重に行う必要があります。
背面のケースファンはありません。
マザーボードの接続端子はPS2が2個、USB2.0が4個、USB3.0が2個、LANポート、サウンド関連、DVI出力、D-Sub出力、HDMI出力です。D-Subを使うことはないでしょうから、液晶モニターと接続するならDVIかHDMIになるでしょう。
AMD Catalyst Control Center
性能のレビューに入る前に、AMD Catalyst Control Centerの設定を変更しておきます。デフォルトだとゲームパフォーマンスの標準3D設定が「バランス」になっているため、「パフォーマンス」に変更します。「画質」にしてしまうとフレームレートが低くなる恐れがあります。
ガレリア-A JAのベンチマークスコア
Radeon R7 グラフィックスの性能を確かめるために各種ゲーム用ベンチマークソフトを使用しました。どれも1920×1080の解像度で計測したのですが、一部1280×720でもやってみました。
DX9 最高品質 | DX9 高品質 | DX9 標準品質 |
---|---|---|
1461 | 1481 | 3048 |
FF14ベンチマークはDirectX 9だけ計測しました。最高品質、高品質は「設定変更が必要」という評価になり、事実上のプレイ不可能が宣告されました。標準品質なら「やや快適」ですが、それでもカクカクしていました。解像度を下げたとしても相当厳しそうです。
設定5 | 設定3 | 設定1 |
---|---|---|
871 | 1939 | 25305 |
PSO2ベンチマークは設定2以上だと無理です。でも設定1(最低画質)なら60fps出ていました。PSO2は設定次第でフレームレートを稼げるのが嬉しいですね。
最高品質 | 標準品質 | 低品質 |
---|---|---|
4368 | 5850 | 6557 |
ドラクエ10は1920×1080だと低品質にしても「快適」止まりでした。60fpsには全然届きません。解像度を1280×720、画質を低品質まで下げると8167の「とても快適」まで伸びました。この結果だとドラクエ10をプレイするなら低解像度のほうがおすすめです。
MHFは2404でした。1280×720だと4161だったため、MHFもドラクエ10と同様に低解像度にしたほうが快適にプレイできます。
3DMARKの評価では「上位93%のパソコン」です。下から7%です。ノートPCの平均スコアよりも下です。ゲーミングPCとして使えるかどうかは微妙ですが、5万円台という激安価格なのでWEBサイト閲覧や動画視聴のためのデスクトップと考えるとかなりお買い得だと思います。
とにかく安いゲーミングPCを探しているならGTX750Tiを搭載したガレリア DSがおすすめです。
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